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【TV】『ダウンタウンDX』2022/1/20---モグライダーが『M-1グランプリ』で披露したネタの異常性

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日本テレビ系列
2022
/01/20 放送

 

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先週、『踊る!さんま御殿』『ダウンタウンDX』の両方に、お笑いコンビの錦鯉が出演していた。加えて『アメトーーク!』の北海道芸人特集にもボケの長谷川雅紀のみ出ていた。それらの番組を見ていて気付いたが、長谷川のトークはオチでしどろもどろになりかけることが多い。すでにオチの後で周囲からツッコミや笑いが起きている時に「そうなんですよ~」などと付け加える癖は早晩どうにかしたい。

さて、昨年の『M-1グランプリ』ではトップバッターであったモグライダーである。『ダウンタウンDX』に出演してネタの作り方をトークしていたが、それを聞いて『M-1』で披露した漫才ネタの違和感が腑に落ちた。モグライダーのネタとは、美川憲一が『さそり座の女』を歌い出す前に星座と性別を当てようとする、アレである。

モグライダーのツッコミ・芝大輔によると、ネタ合わせは基本的にせず、考案したゲームを相方のともしげにさせているようなものだという。ともしげ、本当に間違えているのか。『M-1』でのモグライダーのネタは、ボケの種類だったり順番だったりがセオリーを無視していて、まったく作り込まれている感じがせず、それゆえ裏切りが多く笑ったのだが、そういうカラクリだったのだな。

これ、ともしげが何をどう間違えるか決まっていないので、即座にアドリブでツッコミを入れる芝の力量に全てがかかっている。『M-1』のとき、正解してはいけないタイミングで「さそり座ですか」って言いそうになってたもん。改めて公式の動画を見返すと、なかなか冷や汗ものである。

漫才の歴史については詳しくないので、この方法がどれだけ亜流なのか本流なのかは判断できないが、少なくとも『M-1』の決勝という舞台で「ボケに素で間違えさせるネタ」を披露したのは大きな挑戦であろう。芝のトークを全て真に受けているわけではないが、モグライダー、とんでもないことをしでかしたのかもしれない。

ついでに、別の話。モグライダーと美川憲一の共演は近いうちにあるだろうとは誰もが思っていたが、それがすでに昨年の時点で実現していて、しかもTVではなく美川憲一の公式YouTubeチャンネルだったのは驚いた。驚いている時点で老害だ何だと批判されそうだが、さすがに初共演はそれなりの規模の地上波バラエティ番組だと思っていたから。

YouTube企画はモグライダーに対するドッキリだったので、美川憲一サイドの発案である。初対面が地上波だったらネットニュースにもなってそれなりに話題にもなるだろうに。地上波よりもYouTubeのほうが旨味があると判断したわけである。その判断をくだしているのが美川憲一だという点に、少なからず驚いている。時代は変化し続けている。
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