映画‗自主制作
最近観た邦画4作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
どうしよう。自分には、この映画を理解することができない。そんな経験は、特に自主制作の邦画では毎度のことだが、今回は理解できない原因が作品ではなく自分にあるのがハッキリしている。それがつらい。
観終わってから、改めて思う。タイトルの「子どもたち」とは誰なのか? というのも、物語のほとんどは同級生を死なせた少年・市川絆星(きら)ひとりだけを追っている。たしかに、現場にいた4人の少年全員が家庭裁判所で不処分となっているが、そのうち立場…
最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
73点 「PFFアワード」準グランプリ『花に嵐』が一部で話題となった岩切一空監督の最新作。大学の映画研究会の学生が回しているカメラの映像を主体としたフェイクドキュメンタリーのような構成に加え、存在すら定かではない美少女に囚われていく流れなど、…
53点 20年以上映画会社で働いているサラリーマンのおじさんが、映画学校に通って書き上げた脚本を映画化したく、自ら資金を集めて創った自主製作映画である。ネットで検索すると見つかる出演者のコメントなどから、素人が映画を創ることの壮絶さが漏れ聞こ…
61点 東京藝術大学大学院の修了作品で、PFFアワード2017グランプリの受賞作。非常に判断に困る作品である。というのも、ストーリーだけ追えば、完全に観客に丸投げしているからだ。丸投げしているというのは作品のテーマとかそういうこと以前に、話の意味…