映画‗出演‗松坂桃李
鑑賞中、ずっともやもやとした気持ちが発生していた。コアな趣味で繋がっている人たちの中だけで完結している内輪ノリを、外側から覗き込んでしまったかのような、はっきりと言ってしまえば生理的な嫌悪感。
最近観た邦画4作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
55点 新聞社の編集部。夕暮れのような淡いオレンジを基調とした色彩の中で、記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)を捉えるカメラがグラグラと揺れる。主人公の内面なのか、日本の未来なのか、とにかく何かを表現しているのだろう。一方、対照的な空間とし…
72点 東映の警察・実録ヤクザ映画については、全く詳しくない。まだ東映ポルノのほうが、それなりに名画座で観ているので、雰囲気を掴んでいるくらいだ。「東映魂」と聞くと、深作欣二よりも先に石井輝男とか鈴木則文といった名前のほうが先に思い浮かぶ。…
61点 話の内容に入る前にひとつ。この映画、場面が変わると漢字とローマ字を併記した地名がテロップ表示される。熱海というのがあったが、それ以外は東京の地名である。渋谷とか新宿とか池袋とか赤坂とか下北沢とか鶯谷とか円山町とか。円山町は渋谷の一部…
58点 これ、漫画原作だったのね。先に知っていたら、また違った感慨があったのかもしれない。いや、複数のエピソードがギュッと押し込められている展開から、ある程度連載が続いている原作の存在を予測しなくてはいけなかった。まだまだだな、自分は。
57点 偶然なのか誰かの謀略なのか知らないが、立て続けに沼田まほかる原作の映画が公開された。『ユリゴコロ』と、本作『彼女がその名を知らない鳥たち』の2作。なぜ、ここにきて急に沼田まほかるブームが到来したのか。そもそも、ブームなのか。