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映画‗出演‗岡田将生

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『劇場版 ソードアート・オンライン』『愛のまなざしを』『聖地X』『宮田バスターズ(株)大長編』

最近観た邦画4作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『Arc アーク』ネタバレあり感想レビュー--SF事象をぼんやりとした世界観の中に落とし込むために、石川慶監督の才能は発揮される

17歳のリナ(演:芳根京子)は、産まれたばかりの息子を残して放浪の旅に出る。19歳のときにエターニティ社の社長・エマ(演:寺島しのぶ)に拾われる形で、プラスティネーション(遺体の血液と防腐剤を入れ替える技術。「人体の不思議」展のあれ)によって…

【邦画】『さんかく窓の外側は夜』ネタバレあり感想レビュー--大袈裟なヴィジュアルで創り込まれた空間のほうが、心霊ホラーは成立しやすいのかも

先に結論を言ってしまうと、けっこう満足感を得た作品なのである。これから不平不満も多く並べるけれど、普段どうしても心霊ホラーにノれない自分にしては、「ああ、この方法を取ってくれれば心霊ホラーも充分に面白がれるかな」と思えたのは事実だ。もっと…

【邦画】『星の子』ネタバレあり感想レビュー--どうにでも解釈できる曖昧なラストは、大森立嗣監督の"逃げ"だろうか

本作『星の子』では、芦田愛菜はカルト宗教にハマる両親を持つ中学生・林ちひろを演じている。原作は中学生の目から見た世界が一人称で書かれており、映画でも基本的に同じだ。そのためカルト宗教も、幼い頃から当たり前のように存在する日常の一部として扱…

【邦画】『銀魂2 掟は破るためにこそある』ネタバレ感想レビュー--ギャグが無くなってシリアスのみになってから、とにかく長え!

42点 前作『銀魂』は、このブログで、それなりに称賛した。原作同様、ベタな人情噺が本筋としてあって、その周りに大量のギャグがくっついてくるという作品の骨格が、福田雄一監督の資質と巧くマッチしていたためである。本筋のシリアス担当キャラとギャグ…

【邦画】『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』感想レビュー--三池崇史監督は「ちょっと人工的な空間」を創り出すのが非常に巧い

59点 撮影所のセットだけではなく、屋外のシーンではロケもふんだんに行われている。近世ヨーロッパの古城や街並を参考にしたと思われる遠景をCGで合成しているのだろう。現実の日本とはちょっとズレているパラレルな舞台を演出している。三池崇史監督は…

【邦画】『銀魂』感想レビュー--ギャグと人情話がはっきり分かれた、意外な良作

62点 「意外と」で始めるのは、この映画を評するうえでもっとも陳腐ではある。「意外と」をつけるということは、観る前に作品を舐めていたということでもあり、制作者に失礼でもあるし。それでもあえて「意外と」をつけることにする。実写版映画『銀魂』、…

【邦画】『何者』感想レビュー--「就活」をテーマにしていながら、会社というものの存在感の小ささたるや

監督・脚本:三浦大輔/原作:朝井リョウ配給:東宝/公開:2016年10月8日/上映時間:119分出演:佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生 スポンサードリンク // 74点本作は「就活」と「twitter」の2つの大きな要素から成り立っている。どちらも世代だ…