上田映劇
ちなみに「雷門ホール」の看板は、映画『青天の霹靂』のロケで
浅草の演芸場として使用された際のセットをそのまま残したもの
スポンサードリンク
前編は、こちら
2020/10/23(金) 夕方
「無言館」から上田駅前に戻って、一旦ホテルにチェックイン。元が3500円なのに、GOTOトラベルで更に安い。クーポン券を貰ったが、妙にフレンドリーなホテルのスタッフからは「下のローソンで使えますよ」と言われた。それでいいのか、GOTO。
夜はアニメ映画『マロナの幻想的な物語り』@上田映劇。映画館マニアにとっては有名な、戦前からある老舗の映画館。だが1日4回は幸福の科学制作の『夜明けを信じて』をかけている。確実な収益が見込まれるし、地方の小さな映画館にとっての『鬼滅の刃』なのだろうか。木造の古い建物なので防音がしっかりしていないのは仕方ないのだが、ロビーで待っている間、中から大川総裁の超変な歌が聞こえてきて笑いそうになった。
雰囲気は素晴らしかった
上田映劇では「サンクスシアター」の未来チケットを受け取ったのだが、案の定スタッフの方は対応が慣れていなかった。たぶんそうなるだろうなと思って早めに訪れていたので大きな問題は無かったが。「サンクスシアター」と言っても伝わらず、スマホでチケットの画像を見せたら「ああ、ミニシアターエイドですね」と解ってくれた。「サンクスシアター」「未来チケット」よりも「ミニシアターエイド」って言ったほうが通じるのかもしれない。そう言えば、都内のミニシアターでも未来チケットを受け取っている人を目撃したことないな。
ところで、上田映劇の建物には小さなカフェが併設されていて「へー」と思っていたのだが、後で調べたらボクが訪れる少し前にオープンしていた新しい店だったらしい。入っておけば良かった。
この写真を見て気づいたが、カフェの入口の周りに御札みたいなものが大量に張られているのは何なのだろう?
『マロナの幻想的な物語り』の観客は10人くらいだったか。まあ変な映画で、どうしたらこんなものを思いつくんだという衝撃的な映像の連続だった。去年から今年にかけての海外アニメ映画はレベルが異様に高い。何が起こっているのか。
映画終了後、上田駅に付随するラーメン屋で夕食のあと、ホテルでユニットバスの風呂に入っていたら、また鼻血を出す。ほんと、映画館とか電車の中じゃなくて良かったと切に思う。
2020/10/24(土)
ゴミ箱に血の付いた大量のティッシュを残したままホテルをチェックアウトし、朝一で上田城に向かう。城は朝早くから空いているので、旅のスケジュールに組み込みやすい。しかし真田家関係は興味深いものが多く、博物館や真田神社などをじっくりと堪能してしまったため、ここだけでほぼ午前中を潰すことに。上田城、江戸時代は遊郭になっていたんだって。
真田石
上田城の横にある真田神社では、御朱印の他に上田城の御城印なるものも手に入れる。全国の城で貰えるらしい。新たな趣味が増えた。
感染症対策で、神社の鈴がオートマチックになっていた。
上田城のすぐ横にある観光センターみたいなところでお土産を購入。ちなみに上田市はどこもかしこも『真田丸』一色で、『サマーウォーズ』が隅っこに追いやられていた。栄枯盛衰。
しかし『真田丸』だって随分前なのだが。
ちょっと歩いて柳町通まで行ったところ、風景にデジャヴを感じる。と思ったら『サヨナラまでの30分』のロケ地だった。上田映劇でロケが行われた『青天の霹靂』もそうだが、上田市はフィルムコミッションが活発なので、よく映画やドラマのロケ地に使われているのだ。
昼食は駅ナカの蕎麦屋で鹿肉の蕎麦。
新幹線の時間を考慮すればTOHOシネマズ上田で『きみの瞳が輝いている』を鑑賞できるかなと券売機の前に立ったところで、これが舞台挨拶中継付きだと気づく。通常の上映時間に+50分くらいあり、完全に新幹線に間に合わない。先に気づいて良かった。
ちなみにTOHOシネマズ上田は、1階のロビーと屋外が出入口で直結している、TOHOシネマズにしては珍しい空間設計。渋谷もチケットカウンターは外部と直結だけど、ロビーは別個にあるし。あと、TOHOシネマズ上田の入っているショッピングモール「アレオ」は、エスカレーターが異様に遅かった。
さて、映画の代わりに近くの上田市民美術館で時間を潰そうとするが、展示品が少ないのですぐに観終わってしまった。昨今の状況ゆえ入場前に住所氏名を書かされたが、だだっ広い空間に入場者が自分ひとりだったので、どう考えてもクラスター感染が起こるはずがなく、むしろ安全な場所のような。なお、特集を組まれていた山本鼎なる画家は初めて知ったのだが、後から検索してみたところ北沢楽天の東京パックに参加していたらしい。
美術館の入っているコニュニティーセンター的な建物。
この手の公共建築にしてはなかなか面白い設計デザインで驚いた。
新幹線は大宮で降りて、埼京線に乗り換えて池袋に移動して、『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』@池袋シネマロサ。この週は邦画の重要作もいくつか公開しているのに、なぜこれを選んだのだろうか。
-----
スポンサードリンク