ヤガンEX

映画とか漫画とか似顔絵とか

【エンタメ日記】2020/10/08(木)~10/11(日) 1ヶ月以上ぶりに日記再開の巻

スポンサードリンク
 

色々なことを抱えていたため、ずっと忙しかったのですが、急に時間が空くようになったので日記を再開します。

 

2020/10/08(木)
斜線堂有紀『楽園とは探偵の不在なり』読了。

最近、本格ミステリの中でジャンル言及的な作品が増えてきているのかと思ったが、単に自分がそんな感じの作品を無意識に選んで手に取っているだけかもしれない(だって、こんなタイトルだし)。「2人殺したら地獄に連れていかれる世界」を設定して、連続殺人が成立しなくなった世界でも探偵ひいては本格ミステリは成り立つものかと、疑問を投げかける。

と、ある大胆な仮定を提示することでジャンルの意味を捉え直して追求していく思考実験の類かと思いきや、本作はどちらかといえば、自分で作ったルールの下で成立するトリックの構築に重きを置いている。SFとしては直球の手法で、本格ミステリとしても定番化しているパターンではある。もちろん、ひとつの嘘を大きく広げられる手腕は見事で、緻密に寝られた世界観に引き込まれるので、豊かな読書体験は保証されるわけだが。

楽園とは探偵の不在なり

楽園とは探偵の不在なり

 

 

2020/10/09(金)
TOHOシネマズ会員デーなので1200円で映画が観られるのだが、通常料金の舞台挨拶生中継付きを避けようとすると、スケジュールに手こずる。

まずは、『星の子』@TOHOシネマズ日比谷。同じ大森立嗣監督の『MOTHER マザー』と同じくTCXで鑑賞。TOHOシネマズはTCXを持て余しているらしい。大森立嗣監督作の中では、悪くないほう。

yagan.hatenablog.com

 

続いて、『望み』@TOHOシネマズ新宿。「息子が人を殺しているか殺されているか、どっちが望み?」っていうシステマティックな問題提起をしておいて、後味の良すぎる終わり方をしているのってどうなんだろう。そういえば、雫井修介の小説って読んだことない。別に避けているわけではないが。

yagan.hatenablog.com

 

チェーン店だからと気軽に入った「珈琲茶館 集」が思いのほか値段が高かった。コーヒーだけならともかく、一緒に昼食も済ませたら2000円を超えてしまい、予想外の出費。

f:id:yagan:20201014201524j:plain

 


2020/10/10(土)
今村夏子『星の子』の原作小説を読む。あの全てを受け手に委ねたまま終わるラストは原作準拠だったのか。ちなみに、朝日文庫版だと巻末に著者と小川洋子による対談が掲載されている。そこに「編集者に見せる前のラスト」が語られていて、たしかに純文学小説だと悪意が人工的になってしまうので変えて正解だろうけど、これ映画で採用していたら面白かったかも。

星の子 (朝日文庫)

星の子 (朝日文庫)

 

 


2020/10/11(日)
前日にフジテレビで放送されていた『鬼滅の刃』アニメ前半のダイジェストを視聴。ここまでだとプロローグでしかないか。これだけを見てどうのこうの言うのは良くないので、深くは触れない。

 -----

 

 

スポンサードリンク