【アニメ】2017年放送のアニメレビュー『幼女戦記』『AKIBA'S TRIP』『武装少女マキャヴェリズム』

どうも年だからか「TVアニメを毎週30分ずつ見る」ということができなくなっている。次の週を迎えた頃にはストーリーもあんまり覚えていなくて、億劫になって途中から見なくなる傾向がある。別につまらないわけじゃないのに。そんなわけでHDDレコーダーに「途中まで観たアニメ」が溜まり続けている。

そんな状況をどうにかしようということで、アニメの見方を変えることにした。休日を半日潰すことにはなるが、全話をまとめて一気に見るのはできるので、その方法でHDDの中身を消化していこうかと。もしもクオリティ面で鑑賞が辛くなったら、スッパリとやめて消去するというマイルールも決めた。

そんなわけで、今年放送された中から、とりあえず消化し終わった３作品をレビューしてみます。最後まで見ている時点でそんなに悪い作品ではないです。なお、今回は複数ですが、今後は１作品ごとにレビューをUPしていこうかと予定してます。あと、けっこう古い作品も今後は登場すると思います。

そうそう、今年初めに放送された超大ヒットアニメに関しては、あと何回か見るつもりなので、レビューはそのあとで。

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『幼女戦記』(2017年 冬)

監督:上村泰/脚本&シリーズ構成:猪原健太
キャラデザ:細越裕治/原作:カルロ・ゼン/アニメーション制作:NUT
声の出演:悠木碧、早見沙織、大塚芳忠、玄田哲章、三木眞一郎

７０点
原作はカクヨムに掲載されたWEB小説。前情報を知らなかったので、とにかく衝撃の連続であった。流行りの萌え絵とは一線を画したデフォルメの強いキャラデザ。ファンタジーだが第１次大戦中のヨーロッパを模したと思われる緊迫した世界。感情を排し合理的で非常な判断で前線で活動する幼女。そして、最初は録画をミスったのかと思った第２話で、現代東京のサラリーマンが人知を超えた存在の謀略によってファンタジー空間に幼女の姿で転生したという設定を知り、一気に引き込まれた。戦闘シーンよりも、会話劇としてエッジの利いた魅力的なシーンが多い。

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『AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-』(2017年 冬)

監督:博史池畠/脚本:雑破業/シリーズ構成:兵頭一歩
キャラデザ:満田一/原作:ACQUIRE/アニメーション制作:GONZO
声の出演:石谷春貴、高橋李依、高野麻里佳、長久友紀、久野美咲

５６点
元はソーシャルゲーム。人間ではない者となり秋葉原から出られなくなった主人公が、秋葉原を狙う悪の軍団と戦う。服を脱がされたら死ぬなど、第１話で提示された様々な設定が後半ほとんど生きていないのが不満。秋葉原にある多くの店舗と協力を取り付け作中で実名を出しており、また、実在のゲーム映像まで使用許可を取っているのだが、それをやるのだったら、とことんマニアックなネタをぶっこんでいくしかないと思うのだが、意外と控えめで物足りなかった。

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『武装少女マキャヴェリズム』(2017年 春)

監督:橘秀樹/シリーズ構成:下山健人
キャラデザ:滝本祥子/原作:黒神遊夜、神崎かるな/アニメーション制作:SILVER LINK./CONNECT
声の出演:畠中祐、高田憂希、北原沙弥香、日高里菜、西田望見、日岡なつみ、松井恵理子

５２点
原作は『月刊少年エース』連載の漫画。更生のために転校させられた男子高校生が、圧倒的支配を有する女生徒軍団「天下五剣」（歴史上の刀の天下五剣を模したキャラクター）と戦って自由を得ようとする話。いちいちツッコまないけど、戦いに敗れた女生徒キャラ主人公に対してがほのかな恋心を芽生えさせ、結局ハーレム展開になるところまで含めて、テンプレ通り。とにかく気になるのは、この学校では「男子生徒はオネエになるしかない」という謎の設定で、同性愛者を無意識に愚弄しているように見受けられるんだけど、ＬＧＢＴに対する議論が活発な昨今、これ大丈夫なんですかね。

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