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【映画駄話】山口達也は2本。TOKIOの映画出演が異常に少ない気がしたので、ジャニーズタレントの映画出演本数を数えてみた。

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ニュースを観ながら、ふと思っただけなのである。山口達也って映画で観た記憶が無いなぁ、と。で、なんとなく検索してみたら、『首領を殺った男』という松方弘樹主演の仁侠映画と、人々の記憶からどうしても消えてくれない名作『That's カンニング! 史上最大の作戦?』の2本だけしかなかった。どちらも20年以上前の作品である。

さらに記憶を掘り返してみると、そもそもTOKIOのメンバーが映画に出ているイメージが、あまりない。元SMAPや嵐のメンバーは、よくスクリーンで観る気がするのだが。キャリアを考えると、不思議である。

だが、こういう曖昧な記憶による印象は、大概が不正確なものである。そこで、ジャニーズ事務所の所属タレントの映画出演本数を調べて、多い順に並べてみた。何かが見えてくるかもしれない。

 

今回は、2011年以前にデビューしていて、現時点でジャニーズ事務所に在籍中のタレントを対象としました。公開予定作品も含んでいます。アニメなどの声優、ドキュメンタリーのナレーション、洋画の吹き替えなどは除いています。2018年4月時点での情報です。

調査にあたり、いくつかの映画サイトを見て回ったのですが、どうにもヌケがあったり、検索結果が不正確だったりしていたので、今回はWikipediaの記述を基準としました。間違っていて当たり前のWikipediaですが、こういう強固なファンが多い人物の項目なら、それなりに正しいだろうという判断です。個人でひとつづつ数えたので、ミスもあると思います。ご了承ください。

 

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23本
岡田准一(V6)

並みいるベテランを抑えて、断トツトップだったのが岡田准一。本格的な演技派俳優としてファンだけではなく映画クラスタからも認知されている。もっと作家性が強くこだわりのある監督の作品に多く出てほしいが、平凡で当たり障りのない作風の監督に重用されているのが気になるところ。

ちなみに、もしもジャニーズ事務所を辞めていなければ、草なぎ剛が22本と1本差につけていた。

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16本
生田斗真

CDデビューしておらず、ジャニーズ事務所では異例の俳優活動メインである生田斗真が2位。サスペンス系が多いからか、正直、あんまりジャニーズというイメージが無い。それもまた、事務所の狙い通りだろう。

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14本
二宮和也(嵐)

イーストウッドに見初められた二宮和也が3位。岡田准一と同じく、演技派のイメージがつきつつある。悩み顔のみで貫き通すことが多いので、演技パターンを増やしたいところ。なお、『暗殺教室』2部作の殺せんせー役は声のみなので除外。

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13本
近藤真彦
東山紀之(少年隊)

ここでやっと大ベテランが登場。上位3名の映画出演数が突出しているのが解る。

 

12本
櫻井翔(嵐)

櫻井翔の名前がここで出てくるのは意外な感じだが、『ピカ☆ンチ』シリーズと『木更津キャッツアイ』シリーズで本数を稼いでいる。嵐メンバーは、『ピカ☆ンチ』3部作があるので、相対的に順位を上げている。

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11本
木村拓哉
松本潤(嵐)

ここまでが10本越え。よく映画に出ているイメージの人たちが続く。

 

8本
中居正広
堂本剛(KinKi Kids)

堂本剛は、子役時代の堂本直宏名義の作品も含めています。

 

7本
岡本健一
亀梨和也(KAT-TUN)

元・男闘呼組の岡本健一は、Hey! Say! JUMP・岡本圭人の父親。映画サイトで検索したら 『犬神家の一族』の出演者に名前があったのだが、同姓同名の別人(本職は照明)だった。

 

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6本
植草克秀(少年隊)
錦織一清(少年隊)
長瀬智也(TOKIO)
井ノ原快彦(V6)
相葉雅紀(嵐)
大野智(嵐)
大倉忠義(関ジャニ∞)
錦戸亮(関ジャニ∞)

丸山隆平(関ジャニ∞)
横山裕(関ジャニ∞)
知念侑李(Kis-My-Ft2)

ここで初めてTOKIOが登場。メンバーの中では最も俳優のイメージの強い長瀬智也が6本で、少年隊の2人と並んでいる。『池袋ウエストゲートパーク』からの付き合いだからか、宮藤官九郎監督作にも2本主演。『ヘブンズ・ドア』など他の作品も、マコトっぽい配役が多い。そういう意味ではもうすぐ公開の『空飛ぶタイヤ』で、俳優としての新境地を図っているのかもしれないが、予告を観る限りでは「大人になって就職したマコト」みたいになっていそうで、少し不安。

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5本
山下智久
有岡大貴(Hey! Say! JUMP)
山田涼介(Hey! Say! JUMP)
玉森裕太(Kis-My-Ft2)
中島健人(Sexy Zone)

中島健人が主演の『銀の匙』は、けっこう良かったので、みんな観てね。

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4本
長野博(V6)
三宅健(V6)
堂本光一(KinKi Kids)
安田章大(関ジャニ∞)

長野博は、4本のうち2本がウルトラマンでした。

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3本
内海光司
国分太一(TOKIO)
手越祐也(NEWS)
渋谷すばる(関ジャニ∞)
中山優馬
藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)

ここで国分太一が登場。堂本剛とのユニットから派生した『ファンタティスポ』は別にして、『しゃべれども しゃべれども』『だいじょうぶ3組』は、素の国分太一とイメージがそんなに変わらない配役であった。

なお、ジャニーズ事務所退所を発表している渋谷すばるだが、『味園ユニバース』は素晴らしかった。もっと映画に出てほしいのだけれど。

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2本
松岡昌宏(TOKIO)
山口達也(TOKIO)
森田剛(V6)
滝沢秀明(タッキー&翼)
内博貴
村上信五(関ジャニ∞)
髙木雄也(Hey! Say! JUMP)
中島裕翔(Hey! Say! JUMP)
二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
マリウス葉(Sexy Zone)

ここでやっと山口達也メンバーが登場。松岡昌宏『ゴジラ FINAL WARS』主演があるものの、あとは『怪物くん』のチョイ役で、後輩の映画に花を添えているのみ。山口メンバーも『怪物くん』に参加しているが、声のみなのでカウントせず。

森田剛『ヒメアノール』の演技が絶賛されたが、今のところ2本だけ。今後に期待がかかる。

まったく俳優のイメージが無いハクション大魔王こと村上信五だが、関ジャニ∞が総出演した『エイトレンジャー』2部作があるので、この位置。そういえば、『シュート!』『ピカ☆ンチ』『エイトレンジャー』のような、「グループ全員によるアイドル映画」がTOKIOには無いのも、順位を下げている一因かもしれない。

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1本
佐藤アツヒロ
今井翼(タッキー&翼)
加藤シゲアキ(NEWS)
上田竜也(KAT-TUN)
中丸雄一(KAT-TUN)
伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)
北山宏光(Kis-My-Ft2)
千賀健永(Kis-My-Ft2)
宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
菊池風磨(Sexy Zone)
佐藤勝利(Sexy Zone)

元・光GENJIの佐藤アツヒロが1本だけなのは意外過ぎるが、『ゲキ×シネ』を映画だとカウントすれば一気に順位が上がる。

今井翼も相当意外だが、なんと2018年6月公開予定の『終わった人』が映画初出演である。デビューから16年目にして、初めての映画出演。

この辺りは、先輩の映画のバーターだけ、という人も多い。上田竜也『永遠の0』とか、中丸雄一『スシ王子!』とか。加藤シゲアキは自身が原作の『ピンクとグレー』にカメオ出演のみ。

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0本
城島茂(TOKIO)
坂本昌行(V6)
小山慶一郎(NEWS)
増田貴久(NEWS)
岡本圭人(Hey! Say! JUMP)
八乙女光(Hey! Say! JUMP)
薮宏太(Hey! Say! JUMP)
横尾渉(Kis-My-Ft2)
松島聡(Sexy Zone)

城島茂の0本をオチにするためにこの記事を書こうと思っていたのに、坂本昌行も0本だった。リーダーという役職は、映画に出づらいのだろうか。まあ、どちらも、デビュー当初からアイドル的な爽やかさが希薄だったからかなあ。親戚のおじさん的な安心感はあるのだけれど。

NEWSの2人が0本なのも意外。実はTOKIOと同じように、NEWSメンバーも総じて映画出演が少ない。グループを抜けた山下、内を加えても、6人あわせて11本。TOKIOが5人あわせて13本なので、さらに少ない。単純に足していいのかどうかは別にして。

 

結論としては、TOKIO以上にNEWSは映画に愛されていない、ということで。NEWSに関しては、具体的にタイトルを挙げるほどの目立った作品がまったくないし。あと、主要なTOKIO出演作品を実際に鑑賞して感想を述べようかと考えていたが、そんなことに貴重なゴールデンウィークを使っていいものなのか悩み中。

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 山口メンバーの主演作『That's カンニング!』レビュー

yagan.hatenablog.com

 

 

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