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【TV】『水曜日のダウンタウン』--スタジオの真ん中に座っている人が全然喋っていない説を検証

 

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『水曜日のダウンタウン』のスタジオの真ん中に座っている人が全然喋っていないのではないかと、前から疑問に思っていた。スペシャルではない通常回の場合、スタジオのゲスト席には松本人志を含めて5人が座っている。左から男(芸人)、女(若い)、男、女、松本の順。喋っていない疑惑があるのは、3番目の男ゲストである。

 

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『水曜日のダウンタウン』スタジオの席配置

 

ただそれは、なんとなく感じていただけのことなので、ボクの勘違いかもしれない。というわけで、過去の放送をちょっと調べてみました。自宅のHDDレコーダーに残っていた2018年1月31日放送から7回分の、スタジオゲストの発言回数を数えてみました。一応、発言の基準は以下の通り。

 

・スタジオトーク時のみ。VTR時の発言は含まない

・笑い声や驚いた声などは含まない

・誰かの発言の後の単なる相槌や、他の人の発言を繰り返すだけなどは含まない

・会話がラリーしたときは、合わせて1回とする

 

発言と捉えていいかは、ボク個人の直感で判断してますので、調査時の体調によっても変わってきてます。ちょっと前半は判断が厳しめだったかも。

もちろん、スタジオゲストの仕事は気の利いた発言だけではなく、笑い声などを足して盛り上げたり、ワイプで抜かれたときに表情を作るなど多岐に渡るので、調査結果の数値だけで「あいつは仕事してない!」などと言うことはやめましょう。

では、以下が調査結果です。便宜的に、スタジオ席の左からABCDと記号を付けています。真ん中がC席ですので、本当に喋っていないのか、見ていきましょう。

 

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・2018年1月31日放送

A席:千原ジュニア-4回

B席:近藤千尋-1回

C席:小宮山雄飛1回

D席:大林素子-4回

 

小宮山雄飛とは、ホフディランのボーカル(カレー好き)。『水曜日のダウンタウン』でたまにある、「まったく未知数だけど、なんか面白いかも」的な感じで呼ばれた人。ずっと穏やかなニコニコ顔で表情の変化に乏しく、おまけに大きなサングラスをかけているため、あまりワイプ向きではなかった。発言は、「怒られたこと、あります?」と聞かれて「無いですねー」と返答した1回のみ。

 

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・2018年2月7日放送

A席:ケンドーコバヤシ-5回

B席:深川麻衣-0回

C席:的場浩司0回

D席:永里優李-1回

 

意外にも的場浩司が0回。しかし「なるほどねー」「いいねー」「そうかなー」など、相槌やVTR中の発言は多く、ガヤ的な盛り上げに尽力していた。ケンコバ同様、声が特徴的なのもプラスに作用。

 

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・2018年2月21日放送

A席:中岡創一-0回

B席:須藤梨々花-1回

C席:勝俣州和3回

D席:森昌子-5回

 

普段はA席が多い勝俣州和がC席で、VTRに出ていた「たいめいけん」茂手木のバカっぷりにドはまりしていた。発言は今回調査でC席最多の3回。さらには森昌子がとんちんかん発言を連発していたためか、A席のロッチ中岡が発言0という意外な事態に。

最近のバラエティ番組でよく見るようになり、ちょっとしたバブル状態となっている森昌子。たぶん飽きられたらすぐに呼ばれなくなるパターンだが、こういう消費のされ方でいいのだろうか。

 

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・2018年2月28日放送

A席:藤井隆-2回

B席:石田ニコル-1回

C席:宇梶剛士0回

D席:井森美幸-0回

 

クロちゃんの「あいつらうるさいからマジで」発言にジャンポケ太田の解散ドッキリといった盛り沢山のVTRだったためか、スタジオゲストの発言は総じて少なめ。宇梶剛士では入り込む余地が無かったか。

井森美幸も0回なのが意外だが、笑ったり驚いたりといった大げさな表情によってアップで映ること数回。ベテランの貫禄と言えよう。

 

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・2018年3月7日放送

A席:陣内智則-15回

B席:里々佳-1回

C席:武田修宏1回

D席:吉木りさ-3回

 

単なる相槌はノーカウントとしたのだが、陣内智則は相槌にもオリジナリティを加えてくる。例えば松本人志の「やる必要ある?」という発言に「あなたの番組でしょ」と返したり。そんなわけで発言数は驚異の15回。字幕スーパーになる回数も多い。 プロだな。

公園にある遊具のモチーフとなっている動物で多そうなモノを聞かれて「世田谷とかだと、パンダとか」という1回が、武田修宏の発言。

 

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・2018年3月14日放送

A席:竹山隆範-3回

B席:高山一実-2回

C席:りゅうちぇる2回

D席:藤本美貴-3回

 

 非常に安定感のあるメンツで、発言数もおおよそ均等に振り分けられていた。ここまで周りがしっかりしていると、りゅうちぇるも以前の不思議キャラでもいけるとの判断からか、2回の発言とも「作り込んだ天然」によるものであり、ちょっと懐かしかった。

 

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・2018年3月21日放送

A席:千原せいじ-6回

B席:加藤ナナ-4回

C席:ピエール瀧1回

D席:いとうあさこ-4回

 

放送前から話題だった「SASUKEの池の水 全部抜く」の回。ピエール瀧は「次のSASUKEに出る人は、安心して落ちれますね」という発言が1回。

驚いたのは加藤ナナという人で、けっこう独り言的な発言をするのだが、内容とかタイミングとかが完璧。変に悪目立ちすることもなく、かといって周囲に埋もれるわけでもない絶妙さで、高い声を挟み込んでくる。スタジオでVTRを見る系の番組では重宝しそう。売れるぞ。

 

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合計

A席-35回

B席-10回

C席-8回

D席-20回

 

というわけで、B席とは僅差ですが、C席の発言が一番少ないという結果になりました。単純に足していいのか、という話もありますが、一人当たり0~3回なので、やはり他の席よりは少ないと言えます。あと、D席は隣の松本人志が直接ふることも何度かあって、回数を稼いでいた模様。

今回は不発だったものの、小宮山雄飛のように「なんで?」と思われる未知数な人をもっとキャスティングしてほしいなあと思いました。

この発言回数調査、他の番組でもやってみたらどうなるでしょうか。『さんまのお笑い向上委員会』の土田晃之なんかは、気になるところ。『爆報!THEフライデー』のひな壇にいる芸人の発言回数とか調べると、悲惨な結果になりそうですが。

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