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【エンタメ日記】2020/06/23(火)~06/28(日)

 2020/06/23(火)
アニメ『かくしごと』最終話まで鑑賞。原作を読んでいたため展開を知っていたのもあるけど、話が軽くも重くもなく隙間時間に観るのにちょうどいい内容なので、今期アニメで最初の全話鑑賞作品に。


ユジク阿佐ヶ谷休館の報。アップリング騒動の最中というタイミングなので、過去の件を持ち出されて変に邪推されそうである。上映作品のセンスがいい映画館なので、復活を望む。
※ なお、後から出てきた情報によると、こちらもなんだかキナ臭い模様だが。

 

2020/06/24(水)
又吉直樹『劇場』読了。いかにも小劇場まわりにいそうな自意識だけが肥大した男の、いかにもありがちな話。定型の枠から一歩も踏み出そうとしないのは著者の保身なのか、それとも技術が無いだけか。ひどく無害で味気なく、薄い文庫本なのにやたら長く感じた。映画は、行定勲監督のアクをふんだんに注入しないと成り立たなさそう。

劇場(新潮文庫)

劇場(新潮文庫)

  • 作者:又吉直樹
  • 発売日: 2020/02/14
  • メディア: Kindle版
 

 
TV『東大王』生放送3時間SPは視聴者もdボタンで参加できる三択クイズのみ。スタジオ収録に戻ってもこれをやるってことは、評判が良かったのかなあ。渦中のアンジャッシュ児島のキレ具合は良かった。

 

2020/06/25(木)
行定勲監督『劇場』が、異例の事態に。劇場公開の規模が超縮小のうえ同時にAmazonプライムでも配信されるという。これは日本映画では初めて。松竹が配給から手を引いたのも異例で、緊急事態宣言の余波の大きさを痛感する。行定勲監督のツイートからは忸怩たる思いを感じる。
それにしても、なぜ『劇場』なのか。純文学小説を作家性の強い監督が映画化した芸術作品と捉えれば、この蔑ろな扱いは酷い。芸人の書いた話を有名な役者で実写化した、話題性重視の"商品"だからか。世間的には、そう思われているのかもしれないが、これでは行定勲監督の存在は匿名に近く、不憫である。

 

2020/06/26(金)
久しぶりに東京から出ようと電車で2時間かけて神奈川県の国府津駅まで行き、そこから徒歩で30分(現在シャトルバスは運休中)かけて、小田原コロナシネマワールドに初参戦。『ストーリー・オブ・マイライフ/私の若草物語』『もののけ姫』の2本を鑑賞したが、どちらも客が5人程度と寂しい状況。まあ、平日の午前中だからか。

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隣がボーリング場なのでロビーにガコンガコンとピンが倒れる音が響く不思議な映画館。チケット販売、コンセッション、入場口の位置がけっこう離れているが、それぞれ客が来たら少ない配置のスタッフが飛んできてオペレーションをするという、なかなか壮絶な状況で大変そう。検温はTOHOシネマズと同じスマホ画面タイプ、あと入場時はアルコール消毒をスタッフの目の前でやらないといけない。
しかしコロナシネマワールドのマナー映像はスベっていた。「座席で流しそうめんをしないでください」とか。
コロナワールド、仕方ないけれど「コロナの湯」とか「コロナッチョカード」とか今だと不謹慎なワードがあちこちにある。ゲームセンターにQMAの最新版があったのでプレイ。対戦は人が全くいなくて面白くないので、主に検定試験。

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まったく人がいない軽食コーナーでカツカレーを食べてから、再び30分歩いて、今度は鴨宮駅に。新幹線発祥の地らしい。一駅乗って小田原駅に行き、ドラクエウォークのおみやげ目当てに小田原城へ。ドラクエウォークやっていると、必然的に全国の城に行くことになる。

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2020/06/27(土)
高円寺駅前の上島珈琲でモーニングを食べつつ『水曜日が消えた』ブログレビューの執筆。コーヒーチェーンだけでなく、純喫茶も開拓していくべきか。場所は知っているけれど入るのに勇気のいる外観のところが多い。

yagan.hatenablog.com


ユーロスペースでレイトショーのみの『東京の恋人』(舞台挨拶付き)は当然の如く満席だったので、自宅でアニメ『LISTENERS』を最終話まで視聴。まったく話題になっていないけど、個人的には楽しめた。物語はいつものやつなので、主にキャラクターショーとしてだけど。似ているとの説があった『エウレカセブン』は観ていない。
読んでいる途中で止まっていた漫画を読み進めるキャンペーンにより押切蓮介『狭い世界のアイデンティティー』4巻まで読了。まったく誇張の無い現実の漫画業界を描いた作品。ライバルの漫画家を闇討ちして血祭りにあげたりとか。
小田原駅の地下街で買った揚げかまぼこを食す。

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2020/06/28(日)
大雨(地域によっては警報が出ているらしい)なので自宅に籠る。「Thanks Theater」から上映時間が短めの2作を鑑賞。
大九明子監督『ただいま、ジャクリーン』は、役者の力で見せてくれるけど、物語自体は手堅くまとめていてちょっと物足りない。
横浜聡子監督『おばあさん女の子』は、初期の横浜聡子節が全開で、とにかく変なものを観たい人におすすめ。それにしても、横浜聡子監督がなかなか長編映画を撮らない(撮れない?)のは理由があるのだろうか。待ち望んでいるのだが。

 

 

 

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