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【TV】『オールスター後夜祭´18秋』で「予選落ち」になった芸人が発した一言を洗い出してみた

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『オールスター後夜祭´18秋』
TBS 2018/10/06 放送

 

『オールスター後夜祭』は、『オールスター感謝祭』の放送日の深夜に同じセットで行われている生放送の番組で、この秋で2回目。司会は有吉弘行高山一実で、解答者のほとんどが若手芸人(一部、中堅もいる)という布陣。隙あらば一瞬でも目立ってやろうというギラギラした無数の芸人たちと、そんな彼らの思いに合わせた捻くれたクイズ問題や企画の数々に、かつての『感謝祭』にあった生放送ならではの「奇跡が起こる予感」を感じ取れる。入念にシミュレーションが行われたであろう予定調和の企画を並べただけの、現在の保守的な『感謝祭』へのカウンターパンチのようであり、それ以前にただただ楽しい番組である。

さて、本家と同様に『後夜祭』のクイズでも、ボタンを押すのが最も遅かった一名は「予選落ち」となり、その人物をカメラが捕らえる。TVで顔を売りたい若手芸人にとっては、「予選落ち」は一瞬とはいえ地上波で爪痕を残せるチャンスである。この絶好の機会に、芸人たちがどんな一言を発したのか、全て洗い出してみた。

 

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ふぢわら(わらふぢなるお)
「自覚はありました」

小宮孝信(三四郎)
「これ、大丈夫なんですか」
 ※ 何に対して大丈夫と聞いているのかは不明

岩崎一則(Hi-Hi)
「やっちまった、ハゲてるの関係ねー」

類家ロマンティック(Groovy Rubbish)
どこにいるか見つけられない有吉が「ちょっと謎の人物で…」と言っている間に一言チャンスを逃す

小石田純一
「ノートレンディ―」

田中卓志(アンガールズ)
「や~ま~ね~」

佐伯元輝(やさしいズ)
「最悪」

街裏ぴんく
何か叫ぼうとしたがタイミングを外し「わかりました、受け止めます」

山本浩司(タイムマシーン3号)
「はい、チャンネル変えられちゃいます」
 → あまりに意味不明なため有吉も「何ですか?」と返す

アキラ100%
「残念」

長田庄平(チョコレートプラネット)
「そろりそろり」

やす(ずん)
両手のひらを振って「な~~~~~」
 → 有吉が「いつの間に、そんなギャグを」と返す

森本晋太郎(トンツカタン)
「マジ勘弁勘弁なんですけどー」
 → 大スベりを覚悟した果敢な挑戦に有吉も「ありがとうございます」と返す

大西ライオン
「心配ないさー」と叫ぼうとするも、有吉にタイミングを邪魔される

吉本純(やさしい雨)
髪を掻きむしって「うわー」と叫ぶ

バイク川崎バイク
「プスン、プスン」と言った後、隣のさらば青春の光・森田と掛け合いをする

いかちゃん
「毒のせいなんですけど」
 ※ 直前にザ・グレート・カブキから毒霧を食らっていたので

アニキ(ペンギンズ)
「しょぼん」

りんたろー。(EXIT)
「さげぽよ~」

お侍ちゃん
「これにて鎖国」

マー坊(ロビンフット)
「力不足」

口笛なるお(わらふぢなるお)
「またよろしくお願いします」

 

以上、22名。短いギャグを持っていると便利である。全体を通して印象的だったのが、結果的にウケた時もスベった時も、何かしら果敢に挑戦した芸人に対しては、有吉弘行がフォローすることが多かったこと。普通の反応の人には割と冷たかったが。芸人としては真っ当なキャリアではない有吉弘行が抱えている何かを感じ取れそうだった。


ついでに、ピリオドチャンピオンの時の一言も集めてみた。

スギ。(インスタントジョンソン)「ありがとうございまーす」
岩井ジョニ男(イワイガワ)「マンモスうれピーです」
吉川正洋(ダーリンハニー)「ありがとうございまーす」
さがね正裕(X-GUN)「やった、やった、ありがとー、もういい」
福井俊太郎(GAG)「ありがとうございます、5万円…」
河井ゆずる(アインシュタイン)「ありがとうございます」
徳田浩至(ブリリアン)「いーやったー、ありがとうございます」
かんちゃま「やったー、やったよー」

ほとんどが、素直に喜びを口に出している人ばかりだった。そんな中で岩井ジョニ男は、直前の正解であった酒井法子を使って笑いを取ってきて、さすがであった。

GAG・福井は、黒縁メガネに無精ひげという顔でボソボソと喋る姿が芸人とは思えず、スタジオに迷い込んで戸惑っている一般人のようであった。総合優勝のGAG・宮戸も、なんともいえない顔の表情だけで笑いを取っており、このトリオは「不思議な佇まい」が持ち味なのかと感じた。

 

さて、番組全体の雑感。総合最下位で獣神サンダーライガーに痛めつけられるのがアイデンティティ・見浦というのは、絶妙なオチであった。これがもしも、ゆーびーむ(ワースト2位)とかだったら悲惨なことになっていたかもしれない。「理不尽な暴力」が画になる最適な人物が選ばれて、本当に良かった(前回の馬鹿よ貴方は・新藤も同様)。

あと感心したのは、実家に電話する企画の最中に間が持たなくなった時、とっさに前に出てきて母親の写真でひと笑いを起こして繋いでいたアンガールズ・田中。さすがは経験豊富なプロの芸人である。芸人らしからぬ庶民性で、ただただ状況を楽しんでいただけのパーパー・あいなぷぅにも、それはそれで感心したが。

ちなみに、個人的に最も笑ったのが、ニッチロー’が獣神サンダーライガーの掌底を受けても倒れることなく睨み返したシーン。このニッチロー’という人、まだまだポテンシャルが未知数である。これからも注視していきたい。

 

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