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【洋画】2017年1月に観た洋画レビュー『アイヒマンを追え!』『ドクター・ストレンジ』

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昨日に引き続き、2017年1月に映画館で観たのだけれどブログにUPするタイミングを逃した映画レビュー、今回は洋画2本です。

 

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『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』
監督:ラース・クラウメ/脚本ラース・クラウメ、オリヴィエ・ゲーズ
配給:クロックワークス=アルバトロス・フィルム/公開:2017年1月7日/上映時間:105分
出演:ブルクハルト・クラウスナー、ロナルト・ツェアフェルト、リリト・シュタンゲンベルク、イョルク・シュッタオフ

 

61点
ナチスの後始末モノを観ているといつも気になるのだが、たとえばアドルフ・アイヒマンのドイツ国内での知名度ってどれ程度なんだろうか。映画中では一切の注釈なしでメンゲレという名前が会話中に出ていたが、ドイツ人なら誰もが知る人ってことなのだろうか。アイヒマンやメンゲレの最終的な末路とかは、日本人にとって織田信長が本能寺で自害したレベルの一般常識なんだろうか。この映画はアイヒマン逮捕に執念を燃やす検事を主人公とした実話ベースの話なのだが、ドイツ人からしたら「大まかな結末は知っている」という前提なのか。「姿の見えない敵を追う」という話なのに、冒頭に近いシーンでアイヒマンの顔をはっきりスクリーンに映すという、映画のセオリーに反したことをしている。もちろん伏線でもあるのだが、アイヒマンの顔を知らない勉強不足な者からすると、ちょっと呆気にとられる。実話ベースという点からすると、完全に創作である主人公の部下のカール判事の存在が気にかかる。なんせこの映画の肉付けは、ほぼカール判事に任されているのだから。何らかの目くらましをされたような気にもなる。

 

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『ドクター・ストレンジ』
監督:スコット・デリクソン/脚本スコット・デリクソン、C・ロバート・カーギル
配給:ディズニー/公開:2017年1月27日/上映時間:115分
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、キウェテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムス、ベネディクト・ウォン


67点
アメコミにまったく詳しくないので、タイトルから勝手に『博士の異常な愛情』みたいな主人公を想像してたら、違った。全体的に重くて暗い話で、ディズニー配給の娯楽映画にしては、爽快さは微塵もない。どうしたって『インセプション』を思い出さずにいられないほどの、なんかすげえものを観させられているのはわかるのだが、実のところそれが一体なんなのかはイマイチわからない。あまりに奇想天外な映像が続くと、クタクタになるね。

 

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2017年1月に観た洋画

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