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【映画駄話】つまらないとわかっている映画をわざわざ映画館まで観に行く意味がわからなくなってきた

映画 映画駄話

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先日、誕生日を迎えた。皆さんと同じように、ボクにも着実に死が近づいているということだ。人間ひとりに与えられる時間は不平等であり、有限である。金銭ならば努力や才能によって手持ちを増やすことも可能だろうが、時間となるとそうもいかず、ただただ減少していくばかりだ。この時間という貴重な財産についても、もっと大切に運用していかなければいけないのではないか。

 

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急に何を言い出してるのかとお思いでしょうが、簡単に言うと「明らかにつまらないとわかっている映画をわざわざ映画館まで観に行く」という行為を改めたほうがいいのではないかと、36歳になってから考えているわけなんです。一応、平日はまっとうな仕事をしている身である。週1~2日の少ない余暇の時間をやりくりして、ワケのわからない映画を観に行く所業を何年も続けてきたのだが、その行為に意味が見いだせなくなってきたのだ。

邦画を中心に映画を観ようと決めたのは何年前だったか。当時は、単純に判官贔屓だった。何かひとつのジャンルくらいは完璧に制覇したいなあと漠然と重い、大ヒットしているハリウッド大作の陰に隠れた邦画を隅から隅まで観てみようかと思いついただけである。

あまりに邦画新作の数が多く(1年で500本越え!)、全てをカバーできるなんて不可能なことにはすぐに気づくも、それなりに映画館通いを続けてきた。新しい発見があるかもしれないと、小さな映画館でひっそり公開されている「なんだこれ?」みたいな邦画も頑張って観続けてきた。でも、意外な傑作に出会うことなんて、ほとんど無かった。

このネット時代、それなりの映画好きをそれなりの人数だけtwitterでフォローしておけば、それなりの情報は得られるのだ。どこかのおじさんが自主制作した映画とか、映画学校の学生が卒業制作で造った映画とかでも、内容が良ければ耳に入る。また、予告や宣伝から地雷臭漂う大作邦画でも、実は面白いとなれば勝手に誰かが勧めてくれる。「もしかしたら傑作かもしれない」という淡い期待で闇雲に映画館に行く必要はない。SNS全盛の現代では、話題になっていない時点で、傑作である可能性は限りなく低い。

誰も知らないダメな映画を観て、「こんなにもダメでしたー」とブログなどで報告するというのも娯楽にはなる(事実、それに近いことをやってきた)。ただこれも、柳下毅一郎さんというプロの映画評論家が始めている以上、太刀打ちすることはできない。いや別に太刀打ちする必要はないんだけれど、明らかに知識や文章力の劣る自分が同じことをしても実力差に落ち込むだけだ。ここ最近は「あ、柳下さんが観に行っているから、ボクはいいや」と観ずに済ませた邦画がけっこうある。『シンデレラ・ゲーム』とか。

皆殺し映画通信

皆殺し映画通信

 

 

さらに、いつの間にか、興行収入などから明らかなように、邦画が洋画を逆転していた。最近は、洋画を観る人のほうがマニアックと呼ばれるらしい。なんてこった。今や、判官贔屓すべきはこっちではないか。そんなわけで、誕生日を迎えてから、公開中の洋画を立て続けに観た。『PK』と『ジュリエッタ』の2本。どちらも充分に面白かった。ある程度評判のいい映画(邦画、洋画にかかわらず)を観に行ったほうが、貴重な時間を有益に使用できる。当たり前だが。

映画に関する新しい発見ならば、月一ペースで行っている「47都道府県すべての映画館で映画を観る企画」で存分に味わっている。甲府市にある「シアターセントラルBe館」という映画館の客に対する態度はめちゃくちゃ不快であるとかいった情報は、ネットからはなかなか得られない有益なものだ。こちらのフィールドワークは、引き続き行っていきたい。

yagan.hatenablog.com

 

で、実は映画館の通い方を少し変えようと思っている。簡単に説明すると、まず週末に映画(邦画も洋画も関係なく)を3本観る。翌週末は、そのうち最も面白かった1本をもう一度観るとともに、新たに3本観る。そしてその計4本のうち、最も一番面白かったものを、次の週に新たな3本とともにもう一度観る。それを繰り返す。面白いと既に確認済みの映画を観るのだから、時間の使い方として有益だ。まあ単純に、良い映画は何度でもスクリーンで観たいってだけなのだが。

もちろん上映期間の問題もあるし、「47都道府県」企画や名画座通いも挟むので、必ず毎週というわけにはいかないが、しばらくこの形態を続けてみたいと思っている。とりあえず今週末は『この世界の片隅に』をもう一度観に行きます。

 

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 過去の「映画駄話」

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