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ヤガンEX

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【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】vol.6 山梨編(前編)--「シアターセントラルBe館」は注文の多い映画館だった

47都道府県で映画を観る企画 映画

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「発酵すること山梨の如し」
山梨をdisってるワケではないらしい

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さて、前回の大分編から約半年ぶりの「47都道府県すべての映画館で映画を観る企画」山梨編ですが、本題に入る前にひとつ。今回は行かなかったテアトル石和について。ここ、「映画で婚活! シネ婚」というタイトルを聞いただけで血の気の引く催しを月3回ペースくらいで行っている。その中で「男女が集まって『泣き虫ピエロの結婚式』を観たあとにスクリーンで著作権フリーゲームをする」という企画があって、物は試しと申し込んでみたのだ。

ネットの投稿フォームに名前や住所などを打ち込んで送信したところ、自動返信で受付完了のメールがすぐに届いた。しかし前日になって男女各7名という人数が集まらず中止になったとメールで連絡が入った。出られなかったのだが山梨の市外局番からの着信もあったので、一応は申込者へのフォローはちゃんとしているっぽい。TIFFよりずっとまともな対応である。

でも気になるのは、この「シネ婚」とやら、規定の人数が集まって実際に開催されることはあるのか? 募集はいつもしているのだが、「開催しました」という報告が一切ないから気になる。あと、向こうに住所や電話番号を知らせてしまったボクは、身の安全に一抹の不安を覚えている。

 

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市役所らしからぬレタリング

 

さて、本題のシアターセントラルBe館。TOHOシネマズ甲府のあるイオンモール甲府昭和は住所としては中巨摩郡になるので、ここが甲府市唯一の映画館ということになる。甲府駅南口から大通りを進み、2回曲がったところに存在している。さあ、地方都市の駅から大通りを進み2回曲がるとどんなところに到達するか。もちろん、寂れた商店街だ。富山も、岐阜も、そうだった。もう完全にデフォルトだ。

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シアターセントラルBe館

しかもシアターセントラルBe館のある通りは、バーとかキャバクラとかホストクラブとかが並ぶ完全な「夜の大人の通り」なんである。なぜここに映画館が。成人映画館のほうがまだしっくりくるが、甲府の男は店の女の子と『帰ってきたヒトラー』を観てから同伴出勤とかするのだろうか。

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地方都市にありがちな、裏道にある「夜の大人の通り」そのもの

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映画館の隣は「CLUB 風雅」だし

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そういえばネオンサインも「夜の大人の通り」っぽい

着いた時は朝10時前だったので、人通りは無く、店もほとんど空いていなかった。あ、小さな青果店だけは開いていたな。こういう「夜の大人の通り」にポツンと青果店があるの、よく見るけど何なんだろう。テーブルの上に置くフルーツ盛り合わせとかのために、けっこう需要はあるのか。

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このご時世だと炎上しかねない「カップル割引」の内容

この日、シアターセントラルBe館で上映していたのは『種まく旅人 夢のつぎ木』『帰ってきたヒトラー』『オーバー・フェンス』『クハナ!』『カノン』『淵に立つ!』の6作品。たった2つのスクリーンで、1日にこの数の映画をかけているのは感心した。地方の小さな映画館で、同じ映画を何度もかけるのは効率悪いもんなあ。

さてボクは、東京での公開時は試験勉強中だったため観られなかった山下敦弘監督『オーバー・フェンス』を観ることにした。

「他店からの飲食物の持ち込みは固く禁じます」と貼られた扉を抜けて1階の受付でチケットを購入すると、スタッフから「スマホにはカメラがついていますので、場内に入る前に電源を切ってください」と言われる。映画が始まる前にスクリーンから注意喚起されるのが普通だが、口頭で面と向かって言われたのは初めてだ。しかも映画が始まる前ではなく、場内に入る前だ。理由が「カメラがついてます」ということは、「ほかのお客様のご迷惑」だからではなく、映画泥棒の疑いをかけているわけだ。さらに「場内、ロビーの写真撮影は禁止です」と言われる。ふらっと訪れた貧相な男性客に対して、何をそんなに恐れているのか。こうしてブログに悪口を書かれることか。悪口は書いてないじゃん、今のところ。

さらにダメ押しで「上映時にはお帽子をお取りください」とまで言われた。「注文の多い映画館」である。最終的に喰われるのかもしれない。

まあ、というわけで室内の写真はありません。こっそり撮影してやろうかとも思いましたが、監視カメラがあったのでやめました。代わりに3階ロビーのスケッチを描きました。

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記憶で描いているので、細かい間違いはあると思います

わざわざ描くほどのことでもなかったか。2階と3階それぞれにスクリーンと小さなロビーがあって、飲み物と菓子の自販機は2階にあった。特に変わったところといえば、女子トイレの入口が2つあったことくらいか。

ちなみに、映画館のある建物の真裏では、14階建てのマンション工事が行われている。ちょうど基礎工事をやっていたところだった。シアターセントラルBe館の公式サイトのトップページにも「騒音へのご迷惑とご容赦」が書かれていたが、上映中は一切聞こえなかった。まあ、基礎の配筋だけなら、大した音は出ないか。地上階を組み上げてからの方が騒音は大きくなるだろう。

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足場の裏側にあるのが、映画館のある建物

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山梨といえば県庁舎(ここからすぐ近く)も免震に改築していたな

それにしてもここ、さっきも書いたようにバーやキャバクラが並ぶ「夜の大人の通り」すぐなんだけど、こんなマンションを建てていいのか。そもそもこの一帯って、寂れているとはいえ完全に商業地なんだが。「官」「民」一体って書いてあるけど、どういう都市計画なんだろう。

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公式サイトの地図は、近所に駐車場が大量にあることを誇っていた

『オーバー・フェンス』の客は7人くらいだったか。高齢の夫婦(たぶん)がいたが、他はいかにも映画が趣味みたいな一人客ばかりだった(ボクを含めて)。土曜の朝10時35分からの回というのは考慮に入れるべきだろうが。ラインナップを含めて、山梨県に住む映画好きにとっては憩いの場として機能していそうだし、映画館の側もそういう人たちに向けている感じはする。上映後に外に出たら、さっきのお客さんのうち何人かは、また受付に並んでいた。同日割引もあるし、手頃に休日を過ごすにはちょうどいいのかもしれない

ただ、これだけはハッキリ言っておくが、受付での「あれするな、これをしろ」という大量の注文は、単純に気分が悪くなったからね。スクリーンにかかる「映画泥棒」の映像でさえ気分を悪くしている人が多数いる現状なのに、面と向かって容疑者扱いだもん。もちろん帽子は取るよ、マナーとして。別に山高帽を被ってたわけじゃないので、後ろの客に迷惑とは思えないけど、不愉快な人が万が一いるかもしれないし。にしても、なんで映画を観る前にこんな仕打ちを受けなくてはいけないのか。

まあそんなワケで上映前は「このブログでどんな罵詈雑言を投げつけてやろうか」と憤然としていたけれど、『オーバー・フェンス』に出ていた蒼井優の裸を見たら全てが吹っ飛んで幸福しか残らなかったので、まあいいや。結局この日も、映画によって救われたのだった

 

※ 後編へ続く

yagan.hatenablog.com

 

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映画館と通りをはさんで隣にあったホテル
名古屋に出張していたと嘘をつきたい人用か

 

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過去の「47都道府県すべての映画館で映画を観る企画」

 

 大分編

yagan.hatenablog.com

 岐阜編

yagan.hatenablog.com

富山編 

yagan.hatenablog.com

 奈良編

yagan.hatenablog.com

茨城編

yagan.hatenablog.com