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【ニュース】高嶋ちさ子の子供ネタはツッコミ待ちではないか

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高嶋ちさ子が炎上している。今さらだが改めて説明すると、「長男(9歳)が、平日は禁止していたニンテンドーDSをしたため、次男(6歳)のものと合わせて2台の端末を折って壊した」というエピソードを東京新聞のコラムで書いたのが発端。これがネットを中心に虐待じゃないかという批判が溢れ出て、過去のtwitterやバラエティ番組での発言も掘り起こされ、まあ大騒ぎになっている。

そんなわけで、高嶋ちさ子のツイートをぼんやりと眺めていた。子供と一緒にチョコパイを作ったという微笑ましいツイートもあったけど、そういうのは無視されてるのね。で、割と拡散されて有名になっているツイートが以下のこれ。

 

twitter.com

 

twitter.com

 

これ、ツッコミ待ちだよねえ。「親の顔が見たい。」あたりから読み取れるのだが、おそらく「おかしいの、オマエだろ」というツッコミを想定しているネタのつもりなんだと思う。そもそも、新聞のコラムにしろバラエティ番組にしろtwitterにしろ、本人が自発的に披露しているエピソードであることは注意を要する。高嶋ちさ子のサービス精神からなるネタ話であり、受け手に対して何かしらのリアクションを期待しているのは確かだ。

高嶋ちさ子は、芸能界に数多くいる『踊る!さんま御殿』被害者の一人である。明石家さんまとの絡みによってスタジオが爆笑が起こったことで、自分が面白い人間なんだと勘違いしてしまった人のことだ。クラシック音楽家という本来はマイナーなジャンルの人にもかかわらず、世間的に認知されてバラエティ番組にもたびたび出演するきっかけになったのが、たしか『踊る!さんま御殿』である。そんな経緯もあって、自分が面白いという自覚はかなり強いのだろう。

ただ、言わずもがなだが、『さんま御殿』で爆笑が取れるのは、明石家さんまのツッコミのおかげだ。高嶋ちさ子のエピソードトークは、基本的には自分へのツッコミが発生して初めて成立するものが多い。バラエティ番組であれば誰かしらツッコミ役がいるのでいいのだが、twitterや新聞のコラムでも同じようにツッコミありきの話をしている。この場合は、受け手(読者)自身がツッコミを入れなくてはいけない。ここでみんなツッコミではなくマジの批判をしてしまったので、今回の騒動に繋がっている。

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ネット上では、今回の件に関する高嶋ちさ子の釈明をウソじゃないかと検証している向きもあるが、そもそも東京新聞のコラムに書かれたエピソード自体、みんな真に受けすぎではないかと感じている。高嶋ちさ子の「自分は面白い」という巨大な自意識を鑑みるに、話を盛っている可能性は十分にある。本当は転んだ拍子にニンテンドーDSが折れただけなのを、子供を叱ったエピソードとくっつけた創作話だったとしても、ボクは驚かない。もしかしたら2人の子供だって本当は実在しないのかもしれない。

別に話を盛るのは芸能人に限らず、我々が何気なくする日常会話でもしてしまうことだ。まして高嶋ちさ子はそういうネタ話で人々を楽しませるのも仕事の一つなので、そこを責めるのは間違っている。問題は、高嶋ちさ子によるネタ話がツッコミありきのもので、しかも本人が期待しているツッコミが明石家さんまレベルの高度なものという点である。だから「なんでこんなに面白い話をしているのに、ちゃんとしたツッコミをしてくれないのよ」ということになってしまう。

きっと明石家さんまだったら、今回のようなネタにも適切なツッコミを返し、爆笑が取れるのだろう。それが子供ネタを各媒体で披露する高嶋ちさ子が最も望んでいることだ。だが残念ながら我々は明石家さんまではない。浜田雅功でもなければ、後藤輝基ですらない。だから、高嶋ちさ子が子供ネタをしてきたら、返すべき言葉はこれしかない。

「その話、面白くないですよ」

 

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