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洋画

【洋画】『新感染 ファイナル・エクスプレス』--ゾンビ映画のパラドックスを再検討することで、本来のゾンビ映画に近づいている

74点 ゾンビ映画のパラドックスというものがある。あるっていうか、今ボクが考えたのだが。どういうことかというと、世界中に数百はあるだろうゾンビ映画のほとんどにおいて、劇中の登場人物はゾンビを知らないのである。信じていないのではなく、そもそも…

【洋画】『ワンダーウーマン』--アメリカ人は、ダイアナの主張する悪の存在を共有できてしまうのだろうか

55点 海外には一度も行ったことが無いし、日本のものに比べれば海外の映画や小説に触れている機会も圧倒的に少ない。海外で生まれ育った知人もほとんどいない。だから国民性の違いとかなんとか全く分からないのだが、それでも気になる。本作『ワンダーウー…

【洋画】『スパイダーマン:ホームカミング』--「自分がスパイダーマンだ」という承認欲求が、ピーターには希薄である

73点 例によってアメコミに詳しくなく、旧作も記憶に残っていないため、まっさらな気持ちで観た。というわけで旧作との違いとかはよくわかりません。マーベルを全く知らない人でも理解できるような配慮には感服する。それでも『スター・ウォーズ』だけは誰…

【洋画】『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』--無関係なものを強引に絡めるだけでは、何も生まれない

55点 かつてメソポタミア文明が栄えていたイラクの地中奥深くで、古代エジプトの王女の棺が発見される。って、高校生の時にちゃんと世界史の授業を聞いていた人なら、この導入で唖然としないか。エジプト文明とメソポタミア文明は交流はあったそうだが、で…

【洋画】『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』--バカが出てこないのは、コメディ映画にとって大事なこと

68点 『世界の果てまでヒャッハー!』の監督コンビの片割れによる、頭からっぽで楽しめる痛快アクションコメディ。物語のほとんどは、時速160キロで暴走する車の中で進行する。『スピード』の乗用車バージョンみたいなヤツ、というわけでもなく、常に生死…

【洋画】『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』--ガールズ・アクションだったら、せめてちゃんと動こうとしてくれ

監督&脚本:ケヴィン・スミス配給:パルコ=ハピネット/公開:2017年7月1日/上映時間:88分出演:リリー=ローズ・デップ、ハーリー・クィン・スミス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジョニー・デップ スポンサードリンク // 45点コンビニのバックヤードでギ…

【洋画】『怪物はささやく』--圧倒的にリアルがファンタジーに勝っている。それこそがリアル。

監督:J・A・バヨナ/脚本:パトリック・ネス/原作:パトリック・ネス配給:ギャガ/公開:2017年6月9日/上映時間:107分出演:ルイス・マクドゥーガル、シガーニー・ウィーヴァー、フェリシティ・ジョーンズ、トビー・ケベル スポンサードリンク // 74点原作はイ…

【洋画】『残像』--ポーランドのことをほとんど知らなくても大体わかるようになっている

監督&脚本:アンジェイ・ワイダ配給:アルバトロス・フィルム/公開:2017年6月10日/上映時間:99分出演:ボグスワフ・リンダ、ゾフィア・ヴィフワチュ、クシシュトフ・ピチェンスキ スポンサードリンク // 71点ボクはアンジェイ・ワイダ監督の良き観客ではない…

【洋画】『セールスマン』--よく知らない異国での普遍性

監督&脚本:アスガー・ファルハディ配給:スターサンズ=ドマ/公開:2017年6月10日/上映時間:124分出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリドゥスティ、ババク・カリミ、ミナ・サダティ スポンサードリンク // 66点アスガー・ハルファディ監督は本作によって『…

【洋画/DVD】ロジャー・ムーア版の『007』シリーズを片っ端から観てみた

イギリスの名優、ロジャー・ムーアが死去したのは2017年5月23日。その訃報は偶然にもイギリスのライブ会場でのテロと同じ日に届いたため、まさかテロで亡くなったのかと一瞬だけ誤解した。ジェームズ・ボンドがテロで亡くなったら大問題だ。 とかなんとか適…

【洋画】『ザ・ダンサー』--努力型vs天才型の、理想的な形

監督:ステファニー・ディ・ジュースト/脚本:ステファニー・ディ・ジュースト、サラ・チボー/原作:ジョヴァンニ・リスタ配給:コムストック・グループ/公開:2017年6月3日/上映時間:108分出演:ソーコ、ギャスパー・ウリエル、メラニー・ティエリー、リリー=ロ…

【洋画】2017年1月に観た洋画レビュー『アイヒマンを追え!』『ドクター・ストレンジ』

昨日に引き続き、2017年1月に映画館で観たのだけれどブログにUPするタイミングを逃した映画レビュー、今回は洋画2本です。 スポンサードリンク // 『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』監督:ラース・クラウメ/脚本ラース・クラウメ、オリヴィエ…

【洋画】『沈黙 -サイレンス-』--宗教との距離感なんて適当でいいと思う

監督:マーティン・スコセッシ/脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ/原作:遠藤周作配給:KADOKAWA/公開:2017年1月21日/上映時間:162分出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライヴァー、浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形 スポンサードリ…

【洋画】『ガール・オン・ザ・トレイン』--いわゆる本格ミステリは、映画というジャンルには不向きではないか

監督:テイト・テイラー/脚本:エリン・クレシダ・ウィルソン/原作:ポーラ・ホーキンズ制作国:アメリカ/配給:東宝東和/公開:2016年11月18日/上映時間:113分出演:エミリー・ブラント、レベッカ・ファーガソンヘイリー・ベネット、ジャスティン・セロー、ルーク…

【洋画】『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』--一番間違っているのはアリスで、一番悪いのは白の女王

監督:ジェームズ・ボビン/脚本:リンダ・ウールヴァートン配給:ディズニー/公開:2016年7月1日/上映時間:133分出演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエン 57点当ブログでは超久々…

【名画座】「ピエロ嫌い克服ナイト」@池袋新文芸坐オールナイト--バレンタインイブの夜はピエロとともに

正式タイトルは「バレンタイン特別企画 大切なあの人へ… この順番なら大丈夫! ピエロ嫌い克服ナイト」。池袋新文芸坐がたまにやる、ネタっぽさ最優先で集客は二の次のオールナイト上映企画。思ってたよりは客いたけど。 ピエロ映画としてまっさきに思いつく…

【企画上映】「未体験ゾーンの映画たち2016」レビュー vol.2--『デス・ノート』『パラドクス』『ブレイキング・ゴッド』

「未体験ゾーンの映画たち2016」のレビュー第2弾です。早く仕事が終わったときなど、ちょっと時間が空いた時に観に行っている感じなので、なかなか鑑賞本数が増えないのですが。 ----- 『デス・ノート』監督:ブライアン・オマリー配給:AMGエンタテイメント/…

【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】vol.3 富山編(後編)--フォルツァ総曲輪のコミュニティ感に好感を持つ

「フォルツァ総曲輪」は、富山駅南口から大通りを進み、富山城址を少し過ぎたくらいにあるアーケード街の中にある。時間が厳しいので小走りで向かったのだが、たぶん普通に歩いても20分くらいで着くと思う。

【企画上映】「未体験ゾーンの映画たち2016」レビュー vol.1--『アメリカン・バーガー』『私はゴースト』『ライアー・ハウス』『タイム・トゥ・ラン』

「未体験ゾーンの映画たち」が、今年も開催されている。様々な理由で日本で公開されていない海外の洋画をまとめて50本、約2ヶ月にわたって公開するイベントである。自然とB級のホラーやSFが多くなりがちで、特にこの手のジャンルには思わぬ掘り出し物が…

【名画座】「一瞬と永遠 少女たちが見た風景」@池袋新文芸坐オールナイト--少女たちは夢の世界で「闘い」を挑む

2015/10/24-25 タイトル通り、少女が見た夢のような世界が広がる4作をまとめたオールナイト興行。本来なら全く別個の4本だが、続けて鑑賞することで新たな発見が見えてくる。たとえば劇中で使用されるモチーフも被っていて、ハサミ、蝶の標本は2作品、時…

【洋画】『イントゥ・ザ・ウッズ』--ジャックが100%悪い!

※ けっこうネタバレしてます。 おとぎ話というものは、古くから繰り返し言い伝えられて現在まで残っているという客観的事実から、当たり前のように「正しい話」とされている。ディズニー制作の最新作『イントゥ・ザ・ウッズ』は、そんなおとぎ話が本当に「正…

【洋画】『ビッグ・アイズ』--芸術の周りから、いくつもの「物語」を排除した結果残ったのは・・・

1960年代にアメリカで売れまくった画家ウォルター・キーンだが、実の作者は妻のマーガレットだったという実話を元にしているため、日本では昨年のゴーストライター騒動と絡めて紹介されがちな作品である。 日本のゴーストライター騒動と本作を比べてみると、…

【洋画】『エスケイプ・フロム・トゥモロー』--ディズニーに喧嘩売ってやったよ、ハハッ

単刀直入に言うと、「ディズニーに喧嘩売ってやったよ、ハハッ」という映画である。アメリカのディズニーワールドで無許可でゲリラ撮影を行い、セックスに吐瀉物にスプラッタといったディズニーとはかけ離れた要素をふんだんに取り入れている。いや別にこの…