ヤガンEX

映画とか漫画とか似顔絵とか

映画‗邦画

【邦画】『春待つ僕ら』ネタバレ感想レビュー--周りのイケメンから勝手に恋愛感情を抱かれていて、本人は別のことで悩んでいる、というのは少女漫画のスタンダードなのか?

58点 ほとんど少女漫画を読まないし、少女漫画原作の邦画もあまり観ないので、本作がどの程度のスタンダードなのかは判断できない。パッと思いついた少女漫画原作の映画が『ちはやふる』と『溺れるナイフ』なのだが、たぶんこれらはイレギュラーなほうだろ…

【邦画】『来る』ネタバレ感想レビュー--人工的に創られた虚構性の強い空間の中で、人知を超越した存在が何をしようとも、そこにある恐怖は映画館を出た時点で忘れ去られる

57点 ホラーなんだし、劇中で何度も驚く描写があるのだが、一番の衝撃はエンドロールだった。読めねえ。

【邦画】『jam』ネタバレ感想レビュー--EXILEとSABU監督の意外な相性の良さ

67点 こんなことを言ったら非国民だと罵られることを覚悟の上だが、『ハイ・ロー』シリーズを始めとするEXILE映画を、今までひとつも観たことがなかった。ああ、白状してしまった。このことが知られてしまった以上、中目黒のドン・キホーテにでも足を…

【映画駄話】2018年12月に公開する謎の邦画14作品をご紹介します

なんか月に一度の恒例になってしまった謎邦画の紹介です。普段にもまして今月はぶっとんでそうな問題作が多いです。SFも多くて、宇宙関係が3つ、タイムスリップと生き返りが1つづつあります。

【邦画】『人魚の眠る家』ネタバレ感想レビュー--堤幸彦監督はジャンル・ムービー向きの資質ではないだろうか

59点 これ、前半はかなり良かったのである。依頼主の希望にさえ沿えれば作品の質にすらこだわらないプロフェッショナルな職人監督こと堤幸彦の作品なので相当に身構えていたのだが、何も考えていないからこその強みがあった。

【邦画】『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』ネタバレ感想レビュー--とりあえず、西岡徳馬は何の役にも立っていなかった

55点 ともに20歳過ぎくらいと思われる田原葵(吉田凜音)と三好里奈(久間田琳加)は、「ヌヌ子」という双子コーデ(2人で似たコンセプトのファッションをするみたいなことらしい)のユニットを組んで、原宿で大人気であった。ある日、何をやっているかよ…

【邦画/アニメ】『続・終物語』ネタバレ感想レビュー--萌えキャラのアイデンティティを奪うことで生まれる批評精神

61点 サーガのように語り継がれる人気シリーズの劇場版で、劇中でもメタ的に宣言されるとおり、オマケのようなエピソードである。TVシリーズ最新作「終物語」の後日談というか時間軸がその翌日というだけで、「鏡の中」という名の異世界が舞台であるし、…

【映画駄話】2018年11月に公開する謎の邦画13作品をご紹介します

先月もやったんですが、他では紹介されない謎の邦画の11月編です。外国との合作映画も織り交ぜています。先月と比べると数も少ないし、ぶっ飛んでいる作品もあまり無さそう。しかしこれ、毎月やったほうがいいんですかね。

【邦画】『ノーマーク爆牌党』ネタバレ感想レビュー--NON STYLE・石田明に天才雀士の役をオファーするのが悪い

52点 お笑い芸人でありながら、役者として映画やドラマに出演する人は、別に珍しくもない。話題性やイロモノ扱いではなく、あくまで役者の実力を買われてオファーされている人もザラにいる。最近の邦画でよく見かける芸人では、TKO・木下隆行やアンジャ…

【邦画】『心魔師』ネタバレ感想レビュー--作品中の仕掛けが、あくまで雰囲気づくりの一環として機能している好演出

監督:今野恭成/脚本:後閑広、今野恭成、牛牛配給:アルタミラピクチャーズ/公開:2018年10月27日/上映時間:95分出演:生津徹、真崎かれん、阿部翔平、阿部翔平、陳懿冰、伊東由美子、小橋めぐみ、柳憂怜、竹中直人 64点タイトルにもありますが、下記文章の中…

【邦画】『ごっこ』ネタバレ感想レビュー--ぶっ飛んだ原作漫画から設定だけ頂戴して、登場人物を社会性のある善人にしてしまっては、すべて台無しではないか

51点 まったく知らなかったのだが、撮影されたのは2016年だが公開の目途が立たず、一時はお蔵入りになりかけた作品だそうだ。その理由は公になっておらず、清水富美加が出演しているからではないかという推測がなされている。だが、彼女の他の出演作はどれ…

【邦画】『覚悟はいいかそこの女子。』ネタバレ感想レビュー--「無償の愛」とは、すなわち「自己満足」なのか

54点 映画の内容に入る前にひとつ。このタイトル、「覚悟はいいか」と「そこの女子。」の間に「、」を打ちたくてしょうがない。倒置している文節をくっつけるのは気持ち悪いし、しかも平仮名が続くので切れ目が一瞬わかりにくい。極めつけは、なぜか最後に…

【邦画/アニメ】『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』ネタバレ感想レビュー--ファンサービスに徹した日常回だが、突発的なキャラ改変は本編への悪影響が出やしないか?

50点 ちゃんと事前に調べていなかったこちらが悪いのである。「大人気アニメの約2年ぶりの新作がついに、しかも劇場版で復活!」というつもりで映画館に向かったのでは、肩透かしをくらって当然だ。これは、TVシリーズの1期と2期の間をつなぐ日常回の…

【邦画】『パーフェクトワールド 君といる奇跡』ネタバレ感想レビュー--相手を過剰に思いやることから発生する、薄皮一枚で包んだグロテスク

66点 意外なことに、一級建築士や建築事務所の描写が、それほど間違っていない。邦画に出てくる建築士って、悠々自適に遊び惚けているみたいな人が多いから。なぜか在宅ワーク率も高いし。本作の場合、たとえば一級建築士の受験資格を取れる期間(大学で建…

【映画駄話】2018年10月に公開する謎の邦画18作品をご紹介します

今年の10月は宅建試験があるので映画館通いを控えようと思っていたのですが、何やら謎の邦画が多すぎて試験勉強どころじゃなくて困っているのです。なので10月公開の気になる謎の邦画を一挙にご紹介しますので、ぜひ皆さん観に行って頂きたいのです。そして…

【邦画】『パパはわるものチャンピオン』ネタバレ感想レビュー--プロレスの中の虚構と映画の中の現実が重なったとき、圧倒的な感動が生まれる

68点 おそらく、日本映画に登場するプロレスシーンの中で、史上最高のものが見られる。これまで日本映画の中でのプロレスといえば、手弁当で経営しているような超小規模の団体ばかりであった。言い方は悪いが、傍流である。「世界の片隅で健気に頑張る人々…

【邦画】『コーヒーが冷めないうちに』ネタバレ感想レビュー--コーヒーに何か混入するかして幻覚でも見せていたのかと思ったが、そうでもないらしい

監督:塚原あゆ子/脚本:奥寺佐渡子/原作:川口俊和配給:東宝/公開:2018年9月21日/上映時間:117分出演:有村架純、健太郎、波瑠、林遣都、深水元基、松本若菜、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子 スポンサードリンク // 54点タイムリープ(時間移動)モ…

【邦画】『響 -HIBIKI-』ネタバレ感想レビュー--平手友梨奈が凡人たちに暴力を伴ったうえで救済の言葉を与える女神となる

66点 文学の話でも、小説の話でもない。本作において、小説なるものは、天才少女を天才だと言わしめるためのツールに過ぎない。なぜ彼女は小説を書くか。なぜ彼女の小説が人の心に響き、評価されるのか。答えはおろか、そもそも問いかけることさえしていな…

【邦画】『累 -かさね-』ネタバレ感想レビュー--土屋太鳳というモンスターを目覚めさせるための儀式と、利用される芳根京子

67点 全ては土屋太鳳というモンスターを目覚めさせ、民を震え上がらせようとする目的のみによって創られた作品である。芳根京子ですら、土屋太鳳を立てるための存在にすぎない。そのため、映画にとって大切な様々なことも、土屋太鳳の邪魔になるからと排し…

【邦画/アニメ】『ペンギン・ハイウェイ』ネタバレ感想レビュー--新たなるアニメーションの力、それは「静止画」

71点 アニメーションの力を感じた。もちろん、コーラの缶がペンギンに変化するなど、現実にはあり得ない事象を違和感なく日常の中に溶け込ませるには、アニメが最適な表現方法であることは既に知られている。本作『ペンギン・ハイウェイ』は、そんなシュー…

【邦画】『SUNNY 強い気持ち・強い愛』ネタバレ感想レビュー--新たに捏造された「憧れの過去」への執着は、絶対的に正しいのか?

52点 篠原涼子演じる奈美が高校生時代の仲間を探す現在パートと、広瀬すず演じる奈美が高校生活を送る1995年前後を舞台とした過去パートが交互に組み合わさる構成である。この、過去パートで奈美が通う高校が、全員がコギャルという女子高で、授業が成り立…

【邦画】『ハッピーメール』ネタバレ感想レビュー--野呂佳代の身体的な魅力が満載のアイドル映画

56点 まごうことなく完全なる野呂佳代のアイドル映画である。野呂佳代といえば、元SDN48メンバーの中では(あくまでTVでの露出度を基準とすれば)出世頭であり、その丸くて個性的な顔立ちやふくよかで安定感のある体型を武器にバラエティ番組で活躍…

【邦画】『検察側の罪人』ネタバレ感想レビュー--木村拓哉、二宮和也のあらゆる意味でのパワーが、原田眞人監督の暴走を抑えていた

63点 原田眞人監督については、個人的には『魍魎の匣』をあんなことにしてしまった一点だけで許されざる罪人として認識している。その件は差し置いても、そんなに作品を観ているわけではないが、毎度のようにおかしな脚本、おかしな演出、おかしな編集が目…

【邦画/アニメ】『アラーニェの虫籠』ネタバレ感想レビュー--「とにかくホラーっぽい感じ」を詰め込んだ、"要素"のごった煮は悪くない

57点 アニメーション作家の坂本サクが、ほぼ一人で創り上げた長編アニメーション。新海誠が『ほしのこえ』をマッキントッシュ1台で制作した衝撃を思い出すが、今回は75分の長編である。技術の発展もあるだろうが、一定の世界観は保たれており、クオリティ…

【邦画】『銀魂2 掟は破るためにこそある』ネタバレ感想レビュー--ギャグが無くなってシリアスのみになってから、とにかく長え!

42点 前作『銀魂』は、このブログで、それなりに称賛した。原作同様、ベタな人情噺が本筋としてあって、その周りに大量のギャグがくっついてくるという作品の骨格が、福田雄一監督の資質と巧くマッチしていたためである。本筋のシリアス担当キャラとギャグ…

【邦画】『ゾンからのメッセージ』ネタバレ感想レビュー--虚構と現実の境界を越えた先にある「映画を創るのは大変だ」というメッセージ

53点 本作『ゾンからのメッセージ』は、『ジョギング渡り鳥』と同じく、映画美学校のアクターズ・コースによる修了制作作品である。監督は『ゲゲゲの女房』などの良質な小品で知られる鈴木卓爾であり、青春映画ブームによって売れっ子となった古澤健が脚本…

【邦画/アニメ】『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~』ネタバレ感想レビュー--親子関係をメインに持ってくるのは『ヒロアカ』の流儀なんだろうか

監督:長崎健司/脚本:黒田洋介/原作:堀越耕平配給:東宝/公開:2018年8月30日/上映時間:96分/アニメーション制作:ボンズ出演:山下大輝、三宅健太、志田未来、生瀬勝久、小山力也 スポンサードリンク // 60点先に個人的なことを言うと、「週刊少年ジャンプ」連…

【邦画】『形のない骨』ネタバレ感想レビュー--不安定な共同体の中では、無関係な第三者の接触によって一時的な安心感を得られる

77点 不思議な映画である。とある家族の話であり、爆発したら全てが崩壊しそうな火種があちこちにあるが、その火種は最後まで燻ったままで、映画は終わる。いつもだったら、前フリばかりで何も解決していないなんてとんでもないと文句を言うところだが、本…

【邦画】『イマジネーションゲーム』ネタバレ感想レビュー--久本雅美と板野友美が織りなす、強引なパワープレーによるシュールレアリスム

55点 大手ゼネコンのやり手部長である早見真紀子(久本雅美)は、結婚も諦めて女を捨てて仕事一筋で生きている。他人にも完璧を求める性格のため、後輩の白石久美子(仙石みなみ)をイビリまくり、社内では陰口が絶えない。そんな彼女だが、生脱ぎのパンテ…

【邦画】『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』ネタバレ感想レビュー--他者を変化させることばかりが、青春の悩みの解決法ではないのだ

63点 人前だとうまく喋れず自分の名前すら言えない女子高生・志乃(南沙良)は、クラスに馴染めずにいたが、同じく周りに壁を作って孤立していた同級生・加代(蒔田彩珠)と仲良くなる。志乃は歌だったら上手く歌えるということを知った加代は、自分はギタ…