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【邦画】『シライサン』(イヤホン360リアルサウンド)感想レビュー--映画館で周りの人には聞こえない音が自分にだけ聞こえる居心地の悪さ

58点 本題の前に、「イヤホン360リアルサウンド」について。事前にスマホにアプリをダウンロードして待機状態にしておき、上映中にイヤホンをつけていると、本編にはない特別な音が聞こえてくるという企画である。上映が始まる直前にスクリーンで企画が説…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』『みぽりん』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画/ドキュ】『さよならテレビ』感想レビュー--テレビ報道の裏側を見せるドキュメンタリーかと思いきや、ラストに全てが引っくり返る

73点 東海テレビの報道フロアを一年以上追ったドキュメンタリー映画である。まずは監督・ひじ方宏史が、フロアのスタッフにA4用紙1枚の企画書を配り、カメラを回し始める。いきなり取材対象にされたスタッフ達からは「取材はお互いの同意の上でするべき…

【邦画】『高津川』感想レビュー--ご当地映画の極北を目指したら前衛芸術みたいなことになっていた

66点 鮎川哲也賞を受賞した今村昌弘のデビュー作である原作小説は、なるべく読者を驚かせようとした、インパクトに主眼を置いた本格ミステリである。大量の応募作の中から選者に選んでもらうべく印象付けるには、有効な手段なのだろう。続編となる『魔眼の…

【邦画/アニメ】『ぼくらの7日間戦争』感想レビュー--なぜ、実写でできることをわざわざアニメにしているのか

51点 映画館で鑑賞中、「これ、実写で観たかったなあ」と、ずっと思っていた。どれもこれもアニメでしかできない動きではなく、むしろ生身の人間が演じたほうが見ごたえがありそうなシーンばかりなのである。特に高校生たちが大人に立ち向かう、この映画の…

【邦画】『屍人荘の殺人』感想レビュー---人の死によって遊ぶ不謹慎な娯楽「本格ミステリ」を映像化する唯一の手段

66点 鮎川哲也賞を受賞した今村昌弘のデビュー作である原作小説は、なるべく読者を驚かせようとした、インパクトに主眼を置いた本格ミステリである。大量の応募作の中から選者に選んでもらうべく印象付けるには、有効な手段なのだろう。続編となる『魔眼の…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『ルパン三世 THE FIRST』『ゴーストマスター』

最近観た邦画2作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『午前0時、キスしに来てよ』感想レビュー--橋本環奈の「声」について、そろそろきちんと向き合うべきではないか

57点 みんな、本当は気になっているはずなのだ。だが、それを指摘した途端、これまで積み上げてきたものがガラガラと音を立てて崩れてしまうこともまた、解っているのだ。だから、誰もが気づかないふりをして、そこに触れないようにしているのだ。だが、こ…

【邦画】『"隠れビッチ"やってました。』感想レビュー--計算された画面構成と多視点の演出によって、極めて映画的に"隠れビッチ"を解体していく

73点 「隠れビッチ」とは、「他者から求められる自分」に優越感を感じて承認欲求を得るべく、あらゆる男から告白されることを生きがいに奮闘している女のことである。思い通りに告白の言葉を聞いた後は、鼻をほじりながら断りの電話を入れて、一丁上がりと…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『HUMAN LOST 人間失格』『羊とオオカミの恋と殺人』『漫画誕生』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『MANRIKI』感想レビュー--すべてを説明しようとする時点で、それは芸術ではない

47点 なんだか、危険な香りがする。作品そのものは、ありがちな凡作の一言で片づけてもいい。だが、公式サイトやパンフレットなどから漂う「俺たち、マジなんだぜ」みたいな心持ちが、どうにも良くない方向にハンドルを切りそうなのだ。映画会社に企画を断…

【邦画】『ハルカの陶』感想レビュー--岡山発、史上初の備前焼映画だが、いつものご当地映画とは様子が違う

54点 これ、原作があったのか。原作は史上初の備前焼漫画らしいので、必然的に本作は史上初の備前焼映画であろう。調べていないけれど、きっとそうに違いない。備前焼の魅力を日本中に広めたいとの崇高な想いからか、地元の自治体や企業や各種団を盛大に巻…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『決算!忠臣蔵』『地獄少女』『殺さない彼と死なない彼女』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『虚空門GATE』『影踏み』『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『解放区』『普通は走り出す』『ひとよ』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『東京アディオス』『楽園』『ブルーアワーにぶっ飛ばす』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『桃源郷ラビリンス ~生々流転~』感想レビュー--2.5次元ファンへのアピールと岡山アピールの両方に手を出したことで、どっちつかずの結果に

51点 元は岡山在住の著者によるライトノベルで、舞台や映画、ゲームアプリなどのメディアミックスを展開している作品らしい。今回の映画版は、すでに上演された2.5次元舞台と同じキャストによる映像化という、最近よくあるパターン。まったく詳しくないの…

【邦画】『スペシャルアクターズ』感想レビュー--積み上げてきた物語を一瞬で無にする上田慎一郎監督の破壊願望が炸裂する

52点 注意:文中で結末に触れています。また、既に鑑賞済の方へ向けた文章となっていますので、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『蜜蜂と遠雷』『BLACKFOX』『空の青さを知る人よ』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画監督】平山秀幸監督作品レビュー--持ち前の「暗さ」で文芸大作を重厚そうに映画化する職人監督

ホラー、時代劇、戦争ものなど、様々なジャンルを手掛ける職人監督であるが、どのような内容であっても必ず「暗さ」がついて回る。その拭い切れない「暗さ」によって、さも社会的メッセージを含んだ重厚な作品であるかのように見せかける技術には長けている…

『ヒキタさん! ご懐妊ですよ』感想レビュー--妊活の体感時間を観客に疑似体験させることで感動を引き起こす、意外な良作

72点 あるひとつの作品が話題をかっさらうことは珍しいことではない。また、シネコンで何度も予告がかかるような規模の作品ならば、超話題作と公開日が同日に重なった場合でも、評価の良い悪いはともかく無視されることは滅多にない。なので、誰かが観に行…

【邦画】『ダウト~嘘つきオトコは誰?~』感想レビュー--ゲームのダイジェストのような前半はともかく、後半は悪くなかったかも

54点 原作は、ゲームアプリ。ゲームを原作とした映画は数あれど、アプリ専用ゲームの実写映画化って史上初じゃないかな。他にもあったらごめんなさい。婚活パーティーに出席した主人公が、様々なヒントを見つけては言い寄ってくる男たちの嘘を暴いていき、…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『惡の華』『宮本から君へ』『任侠学園』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『人間失格 太宰治と3人の女たち』『HELLO WORLD』『見えない目撃者』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『3人の信長』感想レビュー--あまり日の目の当たらない今川氏が引き立っているだけで充分

56点 まったく知らなかったのだが、監督は元・グレートチキンパワーズの人であった。どうやら現在はLDHお抱えの脚本家として活動しているそうな。お笑いコンビとしてのグレチキは笑芸史においては『オンエアバトル』でボール0個の最低記録を樹立したこと…

【邦画】『初恋ロスタイム』感想レビュー--SF設定がちょっとした小道具としてしか用いられないのは、ジャンルとしては良いことだろう

57点 2019年9月20日は、邦画の話題作が一挙に公開された日であった。その中で、ベタなSF設定を安易に用いたんじゃないかという嫌な予感と、失礼ながら世間的な知名度が高くない若い役者が主演であることで、わざわざこれを観る必要は無いんじゃないかと…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『いなくなれ、群青』『かぞくあわせ』『タロウのバカ』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『記憶にございません!』感想レビュー--三谷幸喜監督なりの「映画的な追及」が鳴りを潜めたために観やすくなっていた

57点 その名前によって映画ファンではない層にも集客効果が及ぶ映画監督は、今の日本では宮崎駿のほかには三谷幸喜しかいないであろう。そのため、映画公開に合わせて宣伝と称して多くのバラエティ番組に出演しては、ふざけまくるのが恒例となっている。自…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー-- 『引っ越し大名!』『台風家族』『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』

最近観た邦画3作のレビューです。文中で直接的に結末には触れていませんが、一応ネタバレにはご注意ください。

【邦画監督】今泉力哉監督作品レビュー--言葉にできない感情を映像で表現するダメ恋愛マイスター

さまざまな種類の恋愛感情が交錯する群像劇を得意とし、監督本人は「ダメな恋愛映画ばかり撮っている」と自称している。劇中人物が持つ恋愛感情は言葉で表現できないような深さがあり、それを「これは言葉では表現できません」とそのまま提示することで、共…