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【邦画】『耳を腐らせるほどの愛』ネタバレ感想レビュー--「NON STYLE」石田明は漫才のフォーマットでしか笑いが作れないのだな

47点 お笑いコンビ「NON STYLE」の石田明が脚本を書き、相方の井上裕介が主演した吉本興業製作の映画。もっとも井上裕介は主演と言っても殺人事件の死体役で、誰にも聞こえていない声でたまに物語にツッコミを入れる役回りなのだが。ともかく、漫才のネタ…

【邦画/アニメ】『海獣の子供』ネタバレ感想レビュー--手間のかかった緻密な作画ばかりが称賛されることへの危惧

62点 昨今のアニメ映画は、緻密に描きこまれた作画ばかりが賞賛されている気がする。もちろんそれは、アニメを評価するうえで、これ以上ないポイントではある。アニメとはつまるところ、絵の快楽を提供するものだから。ただ最近は、作画の手間だけで作品の…

【邦画】『黒い乙女Q』ネタバレ感想レビュー--誰も知らない超売れっ子・浅川梨奈の最新作は、最後にぶちまけるだけぶちまけて「次に続く」で終わってしまった

53点 今、日本の映画界で引っ張りだこになっている女優は誰なのか知っているだろうか。現在公表されているだけで今年は9本の映画に出演、しかもそのうち5本は主演という超売れっ子、それが浅川梨奈である。もしも、この名前を見てもピンとこないのならば…

【邦画】『貞子』ネタバレ感想レビュー--池田エライザの最大の武器は眉毛である

45点 部屋にガソリンを巻こうとする母親に向かって、やめてくれと鍵のかかったクローゼットの中から泣き叫んで扉を叩く少女。その扉を叩くダンダンという音が一定のビートを刻んでいる時点で、もう真剣に観る気は無くなる。呪いとは何たるか解っていない意…

【邦画】『コンフィデンスマンJP』ネタバレ感想レビュー--長澤まさみが「おばさん」呼ばわりされる重要な作品

57点 一応、次の段落からネタバレしていますという注意喚起はしておきます。予告の段階で想像つくので、別にネタバレしてもいい気もするけど。

【邦画】『雪子さんの足音』ネタバレ感想レビュー--老女と地味な女が若い男を篭絡しようと食事を与え続ける行為が怖い怖い

54点 主人公は現在サラリーマンの遊佐薫(寛一郎)。出張先の喫茶店で朝刊に目を落とすと、学生時代の寮の大家・川島雪子(吉行和子)が自宅で孤独死していたという記事が。出張先から近いので寮を見に行きたい、ついては帰りの新幹線を遅らせると同行の同…

【邦画】『映画 としまえん』ネタバレ感想レビュー--これ、全面協力してくれた「としまえん」にとって利があるとは思えないけど、いいのか?

47点 昨今の遊園地にあるお化け屋敷は、きちんとストーリーが構築されていたりと、手の込んでいるものが多いらしい。その内容を映画化したものも複数ある。超有名なところでは『ホーンデッド・マンション』とか。なので本作もてっきりそのパターンかと思っ…

【映画駄話】『名探偵コナン』劇場版23作を一挙に観たら、これは007シリーズの日本版だと気づいた

平成が終わる最後の4日間を使って、『名探偵コナン』劇場版23作を片っ端から鑑賞してみました。実はこれまで一度も劇場版を観たことなく、そもそもコナンの話自体もぼんやりとしか知らなかったので、このままでは令和を迎えられんと全制覇した次第です。そ…

【邦画】『麻雀放浪記2020』ネタバレ感想レビュー--ベッキーが芸能活動史上最高のものを見せてくれるので、もうそれだけで満足

57点 かつてベッキーが好感度の高い人気タレントとしてバラエティ番組を席巻していた頃、この人の「内面の空虚さ」が気になっていた。ハーフで丸みのある顔立ちが、セルロイド製で中身が空洞の西洋人形を連想させるという、見た目の問題もあったかもしれな…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『PRINCE OF LEGEND』『映画 少年たち』『LAIDBACKERS-レイドバッカーズ-』

毎度おなじみ、最近観た邦画レビューです。2019年のワースト映画、更新されました。

【邦画】『4月の君、スピカ。』ネタバレ感想レビュー--ヒロインを陥れたいはずのギャル女子の行動が不可解すぎる

53点 ボクは長野県出身なのだが、この映画の舞台となる千曲市って聞き覚えが無いなあと思っていた。そしたらやっぱり平成の大合併で誕生した市だった。姥捨山のあるところか。舞台となる高校の名前だったりと、「千曲市」という単語は劇中で目につくが、観…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『ひかりの歌』『天然☆生活』『美人が婚活してみたら』

スポンサードリンク // 例によって、多少のネタバレ注意です。 ----- 『ひかりの歌』 監督&脚本:杉田協士配給:Genuine Light Pictures/上映時間:153分/公開:2019年1月12日出演:北村美岬、伊東茄那、笠島智、並木愛枝 72点「光」をテーマにした短歌…

【邦画/アニメ/Netflix】『BLAME!』ネタバレ感想レビュー--3DCGで人間を自然に表現するには、人間を人間らしく表現できない境遇におけばいいということか

www.netflix.com 監督:瀬下寛之/脚本:村井さだゆき/原作:弐瓶勉アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ/配給:クロックワークス/上映時間:105分/公開:2017年5月20日出演:櫻井孝宏、花澤香菜、雨宮天、山路和弘、宮野真守、洲崎綾、島崎信長、…

『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』ネタバレ感想レビュー--青春映画のヒロイン向きではない上白石萌音が中心となることで発生する生々しさ

55点 長く連載された少女漫画の中盤のエピソードを抜き出しているせいで、主人公の男女が同棲して付き合っているところからスタートするという、昨今のキラキラ映画では珍しいタイプの作品となっている。冒頭に、これまでのあらすじとして、映画1本分に相…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『コードギアス 復活のルルーシュ』『君は月夜に光り輝く』『えいがのおそ松さん』『まく子』

最近観た邦画の短文レビューです。ちょっと今、長い文章を書けるモチベーションじゃないもので。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー---『岬の兄妹』『疑惑とダンス』『空の瞳とカタツムリ』『月夜釜合戦』

映画を観た直後の感想って、どこかに書いておかないと忘れちゃうもんで、自分用の備忘録みたいなものです。多少、ネタバレあるかもしれないので注意です。

【邦画】『きばいやんせ!私』ネタバレ感想レビュー--昨今の「東京の負け組が地方で祭りに参加する話」の中では、キレイごとを並べていないだけ好ましい

62点 最近多すぎて飽和状態の「東京の負け組が地方で祭りに参加する話」の中では、頭ひとつ飛びぬけている。監督・武正晴、脚本・足立紳という安定した実績のある布陣に加えて、役者も演技の評価が高いメジャーどころを揃えているので、少なくとも無残なこ…

【邦画】『翔んで埼玉』ネタバレ感想レビュー--同性に対する恋愛感情をここまでフラットに描いた邦画が、かつてあっただろうか

77点 都道府県ネタに関しては、関東在住でなくても解るような定番のものが多かった。埼玉県民に対する揶揄として「海に異常に執着する」というのが何度も出てくるが、これは小学校で習う社会科の知識があれば理解できるわけだし。他にも草加せんべいや深谷…

【邦画】『僕の彼女は魔法使い』ネタバレ感想レビュー--千眼美子渾身の超絶ぶりっ子演技によるイチャイチャの押し付けが、大川隆法の欲する「与える愛」なんだろうか

51点 改めて、千眼美子はプロの女優なんだと認識した。本作は大きく高校生パートと社会人パートに分かれているのだが、高校生パートの超絶ぶりっ子演技が完璧すぎて気持ち悪くなるくらいだったから。これが知らない女優だったら、普段からこういう仕草をす…

【邦画】『洗骨』ネタバレ感想レビュー--ガレッジセールのゴリが新たな日本映画を担う存在となったことに驚いている

71点 監督の照屋年之とは、お笑いコンビ・ガレッジセールのゴリの本名。ボクは笑芸には詳しいほうだという自覚はあるものの、ガレッジセールがどういう芸人なのか説明できるほど詳しくない。もうずいぶんとTVでは第一線から離れているせいもあるが、ブレ…

【邦画】『Back Street Girls -ゴクドルズ-』ネタバレ感想レビュー--まさかの東映ヤクザ映画らしく大人数アクションは良かったが「期待していたものが観られない」というおあずけ状態が長い

58点 驚くことに、東映の映画なんである。社会の変化によって、かつてのヤクザ映画が成立しなくなってしまった今の日本。だが昨年、『孤狼の血』によって現代日本でもヤクザ映画を成立させられる方法論があると、東映は示した。それに続けとばかりに送り出…

【邦画】『雪の華』ネタバレ感想レビュー--中条あやみ演じる狂人に囚われた登坂広臣が、ついには自分も狂ってしまうサイコホラー

55点 なかなか面白い、コメディ要素の入ったサイコホラーであった。別にこれはボクの穿った見方でもなく、若いカップルが多めだった公開初日のバルト9では、何度か笑いが起こっていたわけだし。上映後は困惑でザワついていたし。

【映画駄話】2019年2月に公開する謎の邦画15作品をご紹介します

月に一度の恒例、謎邦画の紹介です。2月もいろんな方向性の作品が揃っているので、非常に楽しみです。これを始めてから気づいたけど、毎月の最終週に公開する映画が多いんですね。やっぱり、毎月1日の映画サービスデーに上映されるように狙っているからな…

【邦画/アニメ】『あした世界が終わるとしても』ネタバレ感想レビュー--よくあるSF設定なんだから、細部を詰めてほしい

57点 またいつものツッコミを入れるだけで終わってしまいそうだが、SFなら細部を詰めてほしい。内容は大昔から定番のベタなんだから、勝負すべきは練り込まれたSF設定描写でしょう。そこを蔑ろにされるとねえ。

【邦画】『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』ネタバレ感想レビュー--エンドロール後の禁じ手とされるオチは、宅間孝行監督の罪の意識ゆえの凶行だろうか

56点 一応、どんでん返し系の作品なので、先に宣告しておきます。以降の文章で本作のオチにがっつり触れていますので、未見の方はご注意ください。まあ、別にオチを知ってから観たところで、たいして変わらない気もしますが。

【邦画】『マスカレード・ホテル』ネタバレ感想レビュー--声のデカい客の理不尽なワガママに応えることを正しいサービスとする害悪

46点 とあるホテル客(変な形の付け髭をした濱田岳)が、通常のシングルルームにチェックインした直後に「部屋がタバコ臭い」と文句をつける。「すぐに別のお部屋をご用意します」と、スタッフが対応する。案内されている移動中もブツブツと文句を言う客。…

【邦画】『この道』ネタバレ感想レビュー--回想を誰かに語り始めるところから本編に始まるパターンの違和感

53点 昭和27年の「北原白秋 没後十周年記念コンサート」で、少女合唱隊が彼の作詞した童謡「この道」を歌っている。指揮をするのは、EXILEのAKIRAが老けメイクで「音楽室によく張られている写真の顔」そっくりになった山田耕筰。コンサート終了後、若い女…

【邦画】『温泉しかばね芸者』ネタバレ感想レビュー--構成などという余計なものはそぎ落とされて、ただただ瞬間的な「おもしろ映像」と対峙していくのは、意外とエンタメ性がある

58点 最近こういうの珍しいなと観終わった直後は思ったのだが、単にボクがこの手の映画を追いかけていないだけで沢山あるのだろう。血がビュービュー吹き出て臓物がバンバン飛び出す、「低予算のB級ホラー」と呼ばれる作品の定型ではある。こういうのって…

【邦画/ドキュ】『世界一と言われた映画館』ネタバレ感想レビュー--ありがちな思い出話の中に仄めかされる、もやもやとした負の側面

61点 映画は、商店街の一角を焼き尽くす火災の映像から始まる。消火活動にあたっていた消防士のインタビューをもとに、当時の惨状が生々しく示されていく。焼失したのは約22万5000haという広範囲で、1774棟もの建物が失われた。数字だけ見てもピンと来ない…

【映画駄話】2019年1月に公開する謎の邦画10作品をご紹介します

新年明けても、謎邦画の襲来は止まらない。昨年12月は風邪をひいてしまったため、当ブログで取り上げた14作品のうち6作品しか観られなかった。2019年は今まで以上に、なるべく人が観ていないものを拾っていくことを目標として掲げたいと思います。