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映画‗邦画

【邦画】『いざなぎ暮れた。』感想レビュー--島根のご当地映画だが、観光アピールしたいのか地方のリアルを伝えたいのか解らず、どっちつかずの結果に

53点 島根県松江市の海沿いにある美保関でオールロケをしたご当地映画。吉本興業配給で沖縄国際映画祭の「地域発信型映画」上映作品というだけでも怪しげだが、モナコ国際映画祭で2冠、ヒロインが武田梨奈などなど、油断ならない要素が多々含まれている。…

【邦画】『一度死んでみた』感想レビュー--細かい伏線回収ネタにこだわる一方、大元の展開は辻褄を合わせる気すら無いのは、観客をバカにしているからか

48点 インディーズのデスメタルバンド「魂ズ」のボーカルを務める女子大生・野畑七瀬(広瀬すず)は、製薬会社の社長・計(堤真一)のことが大嫌いで、コネ入社斡旋も拒絶している。あまりに父を嫌い過ぎて自宅の部屋や廊下の真ん中に赤い線を引いてテリト…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『サクリファイス』『劇場版 SHIROBAKO』『劇場版 ごん』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『Fukushima 50』感想レビュー--圧倒的な現実の前では虚構の物語は成り立たず取っ散らかってしまうのみなのか

49点 公開直後から体のいいサンドバッグ状態で、あらゆる方面からボコボコにされている作品であるが、その理由はハッキリしている。脚本も演出も編集も取っ散らかっているために「制作者が何を提供したいか」という意図が明確に掴めず、観客の側が個々勝手…

【邦画】『劇場版 おいしい給食 Final Battle』感想レビュー--給食に興味の無い創り手が、主人公の給食愛を馬鹿にしているような

47点 テレビ神奈川などで放送されたTVドラマの劇場版。最近多いんだよな、地方局放送のドラマの映画化。採算が取れるとは思えないのだが、こんな誰も知らないドラマの劇場版が制作されてイオンシネマで公開されるのは、どういうからくりなんだろうか。き…

【邦画】『仮面病棟』感想レビュー--頭を使った細部の創り込みが後から効いてくる意外な掘り出し物

68点 意外な掘り出し物というか、なんであんなつまんなそうな予告流してんだよとワーナーに文句を言いたくなる良作であった。この手の話は本格ミステリとしての出来をチェックしてしまう個人的なクセのせいで評価が上がっているのはあるが、少なくとも予告…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『架空OL日記』『Red』『ロマンスドール』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『COMPLY+-ANCE』感想レビュー--齊藤工監督の社会に対する反骨精神が空回りしているばかり

37点 俳優の斎藤工(監督での名義は齊藤工)が企画し、総監督も務めた作品。公式サイトのイントロダクションによると、今の日本では≪日々、忖度やコンプライアンスがニュースのみならず日常会話においても語られ、明確な基準もないまま"自主規制"ばかりが…

【邦画】『初恋』感想レビュー--三池崇史監督なりの、東映実録シリーズを未来に継承するための作戦

67点 『十三人の刺客』以来の、首輪が外れて誰にも制御できなくなった三池崇史監督による作品である。三池監督は要求されたものを淡々と制作する職人監督のふりをしてこっそりと三池印を忍ばせる地道な作業をずっと続けているが、ごくごくたまに、こういう…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『ファンシー』『フェイクプラスティックプラネット』『37セカンズ』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇』感想レビュー--小池栄子の酷すぎるダミ声が異常事態レベルの不快さを放ってくる

48点 大元は言わずと知れた太宰治の小説だが、執筆途中で自殺しちゃったので、物語はほぼ導入部しか残されていない。実際の原作はケラリーノ・サンドロビッチによる舞台である。この舞台版を全く知らないのでどこまで共通しているのか不明だが、映画版には…

【邦画】『前田建設ファンタジー営業部』感想レビュー--現実であるがゆえの強度によってマンガ的な演出にも説得力が増している

69点 自分自身の属性や経験と絡めて映画を評することは、あまりしないようにしている。だって、著名なタレントでもない単なる一般人の個人的なことなんて、何の参考にもならないでしょう。家族がテーマの映画だとして、自分の場合はこうだったとか聞かされ…

【邦画】『ヲタクに恋は難しい』感想レビュー--佐藤二朗は、世話になったからこそ福田雄一と袂を分かつべきではないか

43点 この映画は、誰に向けられて創られているのだろうか。主人公カップルのような「ヲタク」に向けられていないのは確かだ。原作の読者層もいまいち把握しきれていないのだが、おそらく「苦手な恋愛を頑張る若者」を見届けたい層が、若い女性を中心に一定…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『嘘八百 京町ロワイヤル』『Last Lover』『転がるビー玉』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『ラストレター』『サヨナラまでの30分』『プリズン・サークル』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『シグナル100』感想レビュー--頭が良くない人たちのデスゲーム、いいかげん嫌になってきた

52点 なぜか美男美女しかいない、とある高校3年生のクラス。視聴覚室に集められたクラスメイト36人は、担任の下部(中村獅童)によって不気味な映像を見せられる。この映像を見たために、特定の行動を取ると自殺してしまう催眠にかかってしまったのだ。「…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『この世はありきたり』『カイジ ファイナルゲーム』『音楽』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『シライサン』(イヤホン360リアルサウンド)感想レビュー--映画館で周りの人には聞こえない音が自分にだけ聞こえる居心地の悪さ

58点 本題の前に、「イヤホン360リアルサウンド」について。事前にスマホにアプリをダウンロードして待機状態にしておき、上映中にイヤホンをつけていると、本編にはない特別な音が聞こえてくるという企画である。上映が始まる直前にスクリーンで企画が説…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE』『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』『みぽりん』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画/ドキュ】『さよならテレビ』感想レビュー--テレビ報道の裏側を見せるドキュメンタリーかと思いきや、ラストに全てが引っくり返る

73点 東海テレビの報道フロアを一年以上追ったドキュメンタリー映画である。まずは監督・ひじ方宏史が、フロアのスタッフにA4用紙1枚の企画書を配り、カメラを回し始める。いきなり取材対象にされたスタッフ達からは「取材はお互いの同意の上でするべき…

【邦画】『高津川』感想レビュー--ご当地映画の極北を目指したら前衛芸術みたいなことになっていた

66点 鮎川哲也賞を受賞した今村昌弘のデビュー作である原作小説は、なるべく読者を驚かせようとした、インパクトに主眼を置いた本格ミステリである。大量の応募作の中から選者に選んでもらうべく印象付けるには、有効な手段なのだろう。続編となる『魔眼の…

【邦画/アニメ】『ぼくらの7日間戦争』感想レビュー--なぜ、実写でできることをわざわざアニメにしているのか

51点 映画館で鑑賞中、「これ、実写で観たかったなあ」と、ずっと思っていた。どれもこれもアニメでしかできない動きではなく、むしろ生身の人間が演じたほうが見ごたえがありそうなシーンばかりなのである。特に高校生たちが大人に立ち向かう、この映画の…

【邦画】『屍人荘の殺人』感想レビュー---人の死によって遊ぶ不謹慎な娯楽「本格ミステリ」を映像化する唯一の手段

66点 鮎川哲也賞を受賞した今村昌弘のデビュー作である原作小説は、なるべく読者を驚かせようとした、インパクトに主眼を置いた本格ミステリである。大量の応募作の中から選者に選んでもらうべく印象付けるには、有効な手段なのだろう。続編となる『魔眼の…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『ルパン三世 THE FIRST』『ゴーストマスター』

最近観た邦画2作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『午前0時、キスしに来てよ』感想レビュー--橋本環奈の「声」について、そろそろきちんと向き合うべきではないか

57点 みんな、本当は気になっているはずなのだ。だが、それを指摘した途端、これまで積み上げてきたものがガラガラと音を立てて崩れてしまうこともまた、解っているのだ。だから、誰もが気づかないふりをして、そこに触れないようにしているのだ。だが、こ…

【邦画】『"隠れビッチ"やってました。』感想レビュー--計算された画面構成と多視点の演出によって、極めて映画的に"隠れビッチ"を解体していく

73点 「隠れビッチ」とは、「他者から求められる自分」に優越感を感じて承認欲求を得るべく、あらゆる男から告白されることを生きがいに奮闘している女のことである。思い通りに告白の言葉を聞いた後は、鼻をほじりながら断りの電話を入れて、一丁上がりと…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『HUMAN LOST 人間失格』『羊とオオカミの恋と殺人』『漫画誕生』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『MANRIKI』感想レビュー--すべてを説明しようとする時点で、それは芸術ではない

47点 なんだか、危険な香りがする。作品そのものは、ありがちな凡作の一言で片づけてもいい。だが、公式サイトやパンフレットなどから漂う「俺たち、マジなんだぜ」みたいな心持ちが、どうにも良くない方向にハンドルを切りそうなのだ。映画会社に企画を断…

【邦画】『ハルカの陶』感想レビュー--岡山発、史上初の備前焼映画だが、いつものご当地映画とは様子が違う

54点 これ、原作があったのか。原作は史上初の備前焼漫画らしいので、必然的に本作は史上初の備前焼映画であろう。調べていないけれど、きっとそうに違いない。備前焼の魅力を日本中に広めたいとの崇高な想いからか、地元の自治体や企業や各種団を盛大に巻…

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『決算!忠臣蔵』『地獄少女』『殺さない彼と死なない彼女』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。