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映画‗監督‗福田雄一

【邦画】『ブラックナイトパレード』ネタバレあり感想レビュー--福田雄一の辞書に「辻褄」の文字は無い

うん、福田雄一にしてはプロットがちゃんとしている。それは原作のプロットをそのままなぞっているからなのだが。原作では登場人物それぞれに大きな秘密を抱えており、序盤から大量の伏線が張られているのだが、映画ではほぼ全てを省略している。

【邦画】最近観た邦画感想レビュー--『新解釈・三國志』『サイレント・トーキョー』『ミセス・ノイズィ』

最近観た邦画3作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。

【邦画】『ヲタクに恋は難しい』感想レビュー--佐藤二朗は、世話になったからこそ福田雄一と袂を分かつべきではないか

43点 この映画は、誰に向けられて創られているのだろうか。主人公カップルのような「ヲタク」に向けられていないのは確かだ。原作の読者層もいまいち把握しきれていないのだが、おそらく「苦手な恋愛を頑張る若者」を見届けたい層が、若い女性を中心に一定…

【邦画】『銀魂2 掟は破るためにこそある』ネタバレ感想レビュー--ギャグが無くなってシリアスのみになってから、とにかく長え!

42点 前作『銀魂』は、このブログで、それなりに称賛した。原作同様、ベタな人情噺が本筋としてあって、その周りに大量のギャグがくっついてくるという作品の骨格が、福田雄一監督の資質と巧くマッチしていたためである。本筋のシリアス担当キャラとギャグ…

【邦画】『斉木楠雄のΨ難』感想レビュー--原作がSFという時点で福田雄一監督の手に負えないのは分かっていたわけだが

44点 原作は「週刊少年ジャンプ」連載中のギャグ漫画。テレポーテーション、透視、千里眼、テレパシーなどなど、なんでもできる超能力少年・斉木楠雄が、自らの能力がバレることなく平穏に高校生活を送ろうとするという話である。基本的に一話完結で、「ジ…

【邦画】『銀魂』感想レビュー--ギャグと人情話がはっきり分かれた、意外な良作

62点 「意外と」で始めるのは、この映画を評するうえでもっとも陳腐ではある。「意外と」をつけるということは、観る前に作品を舐めていたということでもあり、制作者に失礼でもあるし。それでもあえて「意外と」をつけることにする。実写版映画『銀魂』、…