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映画‗原作‗近代文学

【邦画】『悪魔』感想レビュー--普通の大野いとが見せつけてくる、正攻法のファム・ファタール

67点 谷崎潤一郎の短編を元にした「TANIZAKI TRIBUTE」3部作、最後の1本。3つのうちで、最も正攻法であった。主人公の男による一人称視点がほとんどであり、そいつを狂わせる女が実際に何を考えているかは最後まで解らない。そうそう、ファム・ファター…

【邦画】『富美子の足』--エレキギターをかき鳴らす的な音でごまかすの、そろそろやめないか?

55点 若い美女である富美子(片山萌美)のしなやかな太ももにハチミツをかけ、さらには数匹の生きたアリを放つ。太ももに群がるアリを凝視して、恍惚の表情を浮かべるじいさん・塚越(でんでん)。こうして文字にしてみると気色悪いことこのうえないが、実…

【邦画】『神と人との間』感想レビュー--谷崎的世界観が麻薬のように脳内を揺さぶってくる怪作

監督&脚本:内田英治/原作:谷崎潤一郎配給:TBSサービス/公開:2018年1月27日/上映時間:89分出演:渋川清彦、戸次重幸、内田慈、山田キヌヲ、萬歳光恵、根矢涼香 スポンサードリンク // 71点谷崎潤一郎の短編を現代を舞台にして甦らせるという「TANIZAKI TRIB…

【邦画】『美しい星』レビュー--なんだかユーロスペースにいるような錯覚に陥った

監督:吉田大八/脚本:吉田大八、甲斐聖太郎/原作:三島由紀夫配給:ギャガ/公開:2017年5月26日/上映時間:113分出演:リリー・フランキー、亀梨和也、高橋愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介 スポンサードリンク // 58点ここ最近、ブログの更新が途絶えていたのは、仕…

【邦画】『蜜のあわれ』--作り物めいた空間の中で、ひとり生々しい大杉漣

監督:石井岳龍/脚本:港岳彦/撮影:笠松則通/原作:室生犀星配給:ファントム・フィルム/公開:2016年4月1日/上映時間:105分出演: 二階堂ふみ、大杉漣、真木よう子、高良健吾、永瀬正敏 スポンサードリンク // 69点室生犀星が70歳の時に発表した幻想小説(未…