映画‗出演‗長澤まさみ
最近観た邦画3作のレビューです
いつの間にやら、我々の住むこの世界は没入感至上主義となってしまったらしい。今や、映画の価値は没入感があるかどうかで決められてしまう。そんなに偉いのか、没入感。
最近観た邦画4作のレビューです。直接的に文中で結末には触れていませんが、ネタバレにはご注意ください。
前作『コンフィデンスマンJP ロマンス編』を観た時に、全てがコントロールされた物語は果たして面白いのか、考え込んでしまった。予定外のことは何も起こっておらず、あらゆる事象はダー子(長澤まさみ)の手中で思い通りに操作されていると、最後に種明かし…
改めて映画を振り返ってみると、印象的なシーンが何も思い出せない。現代日本の暗部を抉り出した重厚な物語のはずなのに、心に突き刺さるものがひとつもないのはなぜなのか。いや、阿部サダヲが急に謎のダンスを踊るシーンとかは記憶の片隅に残っているが、…
57点 一応、次の段落からネタバレしていますという注意喚起はしておきます。予告の段階で想像つくので、別にネタバレしてもいい気もするけど。
46点 とあるホテル客(変な形の付け髭をした濱田岳)が、通常のシングルルームにチェックインした直後に「部屋がタバコ臭い」と文句をつける。「すぐに別のお部屋をご用意します」と、スタッフが対応する。案内されている移動中もブツブツと文句を言う客。…
42点 前作『銀魂』は、このブログで、それなりに称賛した。原作同様、ベタな人情噺が本筋としてあって、その周りに大量のギャグがくっついてくるという作品の骨格が、福田雄一監督の資質と巧くマッチしていたためである。本筋のシリアス担当キャラとギャグ…
54点 自分の彼氏が急にくも膜下出血で意識不明の重体となったところ、なんと名前も経歴も詐称していたと発覚。彼が寝ている間に本当は何者なのか探偵とともに探っていく、というのが大筋の話である。普通に暮らしていた幸せが一転するわけで、観客にも「も…
62点 地球を侵略しに来た宇宙人が、地球人から「家族」「所有」「仕事」といった概念を奪っていく。非常にぼんやりとした、抽象性の高い話である。元は戯曲であるが、純文学小説にしたら面白いかもしれない。半面、映画にするのは難しい。油断すると言葉遊…
62点 「意外と」で始めるのは、この映画を評するうえでもっとも陳腐ではある。「意外と」をつけるということは、観る前に作品を舐めていたということでもあり、制作者に失礼でもあるし。それでもあえて「意外と」をつけることにする。実写版映画『銀魂』、…
本作をSFとして捉えるならば、細部に注目せざるを得ない。ところが本作、細部を詰めているとはとても思えない。まず、入れ替わった2人は時間がズレているとは気づいていないのだが、元の自分の世界とは日付はあっているのに曜日が違うことは気にも止めな…
監督:佐藤信介/脚本:野木亜紀子/原作:花沢健吾/特殊造形統括:藤原カクセイ配給:東宝/公開:2016年4月23日/上映時間:127分出演:大泉洋、有村架純、長澤まさみ、吉沢悠、片瀬那奈 スポンサードリンク // 74点大変評判が良い。日本のゾンビ映画史上1位との声…