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映画

【邦画】『Back Street Girls -ゴクドルズ-』ネタバレ感想レビュー--まさかの東映ヤクザ映画らしく大人数アクションは良かったが「期待していたものが観られない」というおあずけ状態が長い

58点 驚くことに、東映の映画なんである。社会の変化によって、かつてのヤクザ映画が成立しなくなってしまった今の日本。だが昨年、『孤狼の血』によって現代日本でもヤクザ映画を成立させられる方法論があると、東映は示した。それに続けとばかりに送り出…

【邦画】『雪の華』ネタバレ感想レビュー--中条あやみ演じる狂人に囚われた登坂広臣が、ついには自分も狂ってしまうサイコホラー

55点 なかなか面白い、コメディ要素の入ったサイコホラーであった。別にこれはボクの穿った見方でもなく、若いカップルが多めだった公開初日のバルト9では、何度か笑いが起こっていたわけだし。上映後は困惑でザワついていたし。

【映画駄話】2019年2月に公開する謎の邦画15作品をご紹介します

月に一度の恒例、謎邦画の紹介です。2月もいろんな方向性の作品が揃っているので、非常に楽しみです。これを始めてから気づいたけど、毎月の最終週に公開する映画が多いんですね。やっぱり、毎月1日の映画サービスデーに上映されるように狙っているからな…

【邦画/アニメ】『あした世界が終わるとしても』ネタバレ感想レビュー--よくあるSF設定なんだから、細部を詰めてほしい

57点 またいつものツッコミを入れるだけで終わってしまいそうだが、SFなら細部を詰めてほしい。内容は大昔から定番のベタなんだから、勝負すべきは練り込まれたSF設定描写でしょう。そこを蔑ろにされるとねえ。

【邦画】『LOVEHOTELに於ける情事とPLANの涯て』ネタバレ感想レビュー--エンドロール後の禁じ手とされるオチは、宅間孝行監督の罪の意識ゆえの凶行だろうか

56点 一応、どんでん返し系の作品なので、先に宣告しておきます。以降の文章で本作のオチにがっつり触れていますので、未見の方はご注意ください。まあ、別にオチを知ってから観たところで、たいして変わらない気もしますが。

【邦画】『マスカレード・ホテル』ネタバレ感想レビュー--声のデカい客の理不尽なワガママに応えることを正しいサービスとする害悪

46点 とあるホテル客(変な形の付け髭をした濱田岳)が、通常のシングルルームにチェックインした直後に「部屋がタバコ臭い」と文句をつける。「すぐに別のお部屋をご用意します」と、スタッフが対応する。案内されている移動中もブツブツと文句を言う客。…

【邦画】『この道』ネタバレ感想レビュー--回想を誰かに語り始めるところから本編に始まるパターンの違和感

53点 昭和27年の「北原白秋 没後十周年記念コンサート」で、少女合唱隊が彼の作詞した童謡「この道」を歌っている。指揮をするのは、EXILEのAKIRAが老けメイクで「音楽室によく張られている写真の顔」そっくりになった山田耕筰。コンサート終了後、若い女…

【邦画】『温泉しかばね芸者』ネタバレ感想レビュー--構成などという余計なものはそぎ落とされて、ただただ瞬間的な「おもしろ映像」と対峙していくのは、意外とエンタメ性がある

58点 最近こういうの珍しいなと観終わった直後は思ったのだが、単にボクがこの手の映画を追いかけていないだけで沢山あるのだろう。血がビュービュー吹き出て臓物がバンバン飛び出す、「低予算のB級ホラー」と呼ばれる作品の定型ではある。こういうのって…

【邦画/ドキュ】『世界一と言われた映画館』ネタバレ感想レビュー--ありがちな思い出話の中に仄めかされる、もやもやとした負の側面

61点 映画は、商店街の一角を焼き尽くす火災の映像から始まる。消火活動にあたっていた消防士のインタビューをもとに、当時の惨状が生々しく示されていく。焼失したのは約22万5000haという広範囲で、1774棟もの建物が失われた。数字だけ見てもピンと来ない…

【映画駄話】2019年1月に公開する謎の邦画10作品をご紹介します

新年明けても、謎邦画の襲来は止まらない。昨年12月は風邪をひいてしまったため、当ブログで取り上げた14作品のうち6作品しか観られなかった。2019年は今まで以上に、なるべく人が観ていないものを拾っていくことを目標として掲げたいと思います。

【映画駄話】超個人的2018年邦画ベスト10

あけましておめでとうございます。本年も当ブログをよろしくお願いします。 昨年末はTV番組の収録参加にコミケのサークル参加とイベントが多かったため更新が滞っておりましたが、たぶん本年も滞りがちです。まあ、実生活に影響が出ない程度にやっていきます…

【邦画】『ニセコイ』ネタバレ感想レビュー--マンガ的であるとはどういうことか追求し、空間演出もキャラクター造形も手を抜いていない

70点 これ、漫画実写化の正攻法での成功例であり、現代日本におけるスクリューボール・コメディの完成形ではないか。それくらい素晴らしく、興奮した。監督が『鈴木先生』(ドラマも映画も)の人だと後で気づいて納得。『チア☆ダン』『俺物語!!』など観逃…

【告知】冬コミケ3日目に、2018年の新作邦画126本についてのレビュー本を頒布します

2018年冬のコミックマーケット3日目にて、「邦画の値打ち2018」という冊子を頒布します。

【邦画】『スモーキング・エイリアンズ』ネタバレ感想レビュー--ただただタバコのファッショナブルなカッコよさを追求していた

55点 世の嫌煙ブームの中で肩身の狭い喫煙者たちだったが、地球に飛来してきた寄生型エイリアンがタバコの煙に弱いと気づき、タバコを武器に戦いを繰り広げる話。なのだが、それだとタイトルがおかしい気がするのだが。『スモーキング・エイリアンズ』だと…

【邦画】『春待つ僕ら』ネタバレ感想レビュー--周りのイケメンから勝手に恋愛感情を抱かれていて、本人は別のことで悩んでいる、というのは少女漫画のスタンダードなのか?

58点 ほとんど少女漫画を読まないし、少女漫画原作の邦画もあまり観ないので、本作がどの程度のスタンダードなのかは判断できない。パッと思いついた少女漫画原作の映画が『ちはやふる』と『溺れるナイフ』なのだが、たぶんこれらはイレギュラーなほうだろ…

【映画駄話】2018年11月に買った映画パンフレット紹介

なんとなく、個人的な記録として残しておいたほうがいいかなあと思って、2018年11月に購入した映画パンフレットについて超簡単な文章で紹介してみました。

【邦画】『来る』ネタバレ感想レビュー--人工的に創られた虚構性の強い空間の中で、人知を超越した存在が何をしようとも、そこにある恐怖は映画館を出た時点で忘れ去られる

57点 ホラーなんだし、劇中で何度も驚く描写があるのだが、一番の衝撃はエンドロールだった。読めねえ。

【邦画】『たまゆらのマリ子』ネタバレ感想レビュー--ありがちな話だが、パターン外しがことごとく裏目に出ていて・・・

53点 表現したいことは、痛いほど伝わってくるのである。周囲からの抑圧に耐え続ける日々を送っている庶民が、あるきっかけによって暴発することでカタルシスをもたらすというのが話の骨子である。これだけなら、インディーズ映画にありがちな、いつものや…

【邦画】『jam』ネタバレ感想レビュー--EXILEとSABU監督の意外な相性の良さ

67点 こんなことを言ったら非国民だと罵られることを覚悟の上だが、『ハイ・ロー』シリーズを始めとするEXILE映画を、今までひとつも観たことがなかった。ああ、白状してしまった。このことが知られてしまった以上、中目黒のドン・キホーテにでも足を…

【映画駄話】2018年12月に公開する謎の邦画14作品をご紹介します

なんか月に一度の恒例になってしまった謎邦画の紹介です。普段にもまして今月はぶっとんでそうな問題作が多いです。SFも多くて、宇宙関係が3つ、タイムスリップと生き返りが1つづつあります。

【邦画】『人魚の眠る家』ネタバレ感想レビュー--堤幸彦監督はジャンル・ムービー向きの資質ではないだろうか

59点 これ、前半はかなり良かったのである。依頼主の希望にさえ沿えれば作品の質にすらこだわらないプロフェッショナルな職人監督こと堤幸彦の作品なので相当に身構えていたのだが、何も考えていないからこその強みがあった。

【邦画】『ヌヌ子の聖★戦~HARAJUKU STORY~』ネタバレ感想レビュー--とりあえず、西岡徳馬は何の役にも立っていなかった

55点 ともに20歳過ぎくらいと思われる田原葵(吉田凜音)と三好里奈(久間田琳加)は、「ヌヌ子」という双子コーデ(2人で似たコンセプトのファッションをするみたいなことらしい)のユニットを組んで、原宿で大人気であった。ある日、何をやっているかよ…

【邦画/アニメ】『続・終物語』ネタバレ感想レビュー--萌えキャラのアイデンティティを奪うことで生まれる批評精神

61点 サーガのように語り継がれる人気シリーズの劇場版で、劇中でもメタ的に宣言されるとおり、オマケのようなエピソードである。TVシリーズ最新作「終物語」の後日談というか時間軸がその翌日というだけで、「鏡の中」という名の異世界が舞台であるし、…

【映画駄話】2018年11月に公開する謎の邦画13作品をご紹介します

先月もやったんですが、他では紹介されない謎の邦画の11月編です。外国との合作映画も織り交ぜています。先月と比べると数も少ないし、ぶっ飛んでいる作品もあまり無さそう。しかしこれ、毎月やったほうがいいんですかね。

【邦画】『ノーマーク爆牌党』ネタバレ感想レビュー--NON STYLE・石田明に天才雀士の役をオファーするのが悪い

52点 お笑い芸人でありながら、役者として映画やドラマに出演する人は、別に珍しくもない。話題性やイロモノ扱いではなく、あくまで役者の実力を買われてオファーされている人もザラにいる。最近の邦画でよく見かける芸人では、TKO・木下隆行やアンジャ…

【邦画】『心魔師』ネタバレ感想レビュー--作品中の仕掛けが、あくまで雰囲気づくりの一環として機能している好演出

監督:今野恭成/脚本:後閑広、今野恭成、牛牛配給:アルタミラピクチャーズ/公開:2018年10月27日/上映時間:95分出演:生津徹、真崎かれん、阿部翔平、阿部翔平、陳懿冰、伊東由美子、小橋めぐみ、柳憂怜、竹中直人 64点タイトルにもありますが、下記文章の中…

【邦画】『ごっこ』ネタバレ感想レビュー--ぶっ飛んだ原作漫画から設定だけ頂戴して、登場人物を社会性のある善人にしてしまっては、すべて台無しではないか

51点 まったく知らなかったのだが、撮影されたのは2016年だが公開の目途が立たず、一時はお蔵入りになりかけた作品だそうだ。その理由は公になっておらず、清水富美加が出演しているからではないかという推測がなされている。だが、彼女の他の出演作はどれ…

【邦画】『覚悟はいいかそこの女子。』ネタバレ感想レビュー--「無償の愛」とは、すなわち「自己満足」なのか

54点 映画の内容に入る前にひとつ。このタイトル、「覚悟はいいか」と「そこの女子。」の間に「、」を打ちたくてしょうがない。倒置している文節をくっつけるのは気持ち悪いし、しかも平仮名が続くので切れ目が一瞬わかりにくい。極めつけは、なぜか最後に…

【邦画/アニメ】『Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow』ネタバレ感想レビュー--ファンサービスに徹した日常回だが、突発的なキャラ改変は本編への悪影響が出やしないか?

50点 ちゃんと事前に調べていなかったこちらが悪いのである。「大人気アニメの約2年ぶりの新作がついに、しかも劇場版で復活!」というつもりで映画館に向かったのでは、肩透かしをくらって当然だ。これは、TVシリーズの1期と2期の間をつなぐ日常回の…

【邦画】『パーフェクトワールド 君といる奇跡』ネタバレ感想レビュー--相手を過剰に思いやることから発生する、薄皮一枚で包んだグロテスク

66点 意外なことに、一級建築士や建築事務所の描写が、それほど間違っていない。邦画に出てくる建築士って、悠々自適に遊び惚けているみたいな人が多いから。なぜか在宅ワーク率も高いし。本作の場合、たとえば一級建築士の受験資格を取れる期間(大学で建…