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映画

【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】Vol.08 香川編(前編)--「ソレイユ」のロビーには応接スペースがあった

「ソレイユ」は、雑居ビルの4階に「ホール・ソレイユ」、地下1階に「ソレイユ・ツー」という、計2つのスクリーンを持つ映画館。2階と3階がテナント募集中でがらんとしているため、ビル全体に怪しさが漂っていた。

【邦画/アニメ】『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』--川村元気がシャフトに対して言わなければならなかったこと

45点 本作をレビューするうえで、非常に大きな問題が横たわっている。ネタバレ防止を掲げるには、ストーリー説明は冒頭から4分の1までという一般的見解がある。したがって、本作の場合は最初の駅のシーンあたりまで、が妥当だろう。だが、それ以降に触れ…

【映画駄話】2017年8月後半公開の、気になる邦画

・観る 『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(8/18 公開) 岩井俊二の青春ドラマを監督:新房昭之、脚本:大根仁という布陣でアニメ化。偏見なんだけど、新房昭之とか大根仁が好きな人って、岩井俊二のこと嫌いそうだな。もちろんアニメは観るし期待…

【洋画】『スパイダーマン:ホームカミング』--「自分がスパイダーマンだ」という承認欲求が、ピーターには希薄である

73点 例によってアメコミに詳しくなく、旧作も記憶に残っていないため、まっさらな気持ちで観た。というわけで旧作との違いとかはよくわかりません。マーベルを全く知らない人でも理解できるような配慮には感服する。それでも『スター・ウォーズ』だけは誰…

【邦画】『花に嵐』--映画への自意識がないからこそ、映画を解体できる

63点 元々は映画学校の卒業制作で撮られていたが間に合わず、のちに完成させたという自主製作映画。PFFアワード2016準グランプリ、カナザワ映画祭2016の観客賞など、けっこうな評価を集めている。

【邦画】『海辺の生と死』--満島ひかりが体全体で表現する「世界に対する小さな抵抗」

67点 時は太平洋戦争末期の昭和19年。奄美の小さな島(加計呂麻島)に、海軍特攻隊が駐屯してくる。子供たちが通学路に使っている山道を一方的に封鎖する朔中尉(永山絢斗)に無言で戸惑う、小学校教師のトエ(満島ひかり)。そんな印象の悪い出会いから少…

【邦画】『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』--三池崇史監督は「ちょっと人工的な空間」を創り出すのが非常に巧い

59点 撮影所のセットだけではなく、屋外のシーンではロケもふんだんに行われている。近世ヨーロッパの古城や街並を参考にしたと思われる遠景をCGで合成しているのだろう。現実の日本とはちょっとズレているパラレルな舞台を演出している。三池崇史監督は…

【洋画】『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』--無関係なものを強引に絡めるだけでは、何も生まれない

55点 かつてメソポタミア文明が栄えていたイラクの地中奥深くで、古代エジプトの王女の棺が発見される。って、高校生の時にちゃんと世界史の授業を聞いていた人なら、この導入で唖然としないか。エジプト文明とメソポタミア文明は交流はあったそうだが、で…

【映画駄話】2017年8月前半公開の、気になる邦画

はい、半月に一度の気になる邦画を挙げてみようのコーナーです。

【邦画】『心が叫びたがってるんだ。』--「ちゃんと言葉にしないと伝わらない」という、映画を否定するメッセージ

61点 本来は、アニメと実写の違いについて考えなきゃいけないんだろうけど、これくらい同一にしちゃったら、考察する余地もなくなる。しかしなんでたった2年前の記憶にも新しいアニメを、そのまんま実写化したのか。アニメが生理的に無理な人向けか。そう…

【邦画】『東京喰種 トーキョーグール』--主人公が「どちらでもある存在」であることに、あんまり意味がない

55点 見た目は普通の人間だが、実は人間を食す別の生命体である喰種(グール)。そんな人間をも超えて弱肉強食の頂点となった存在が秘かに生息する東京が舞台。大学生の金木(窪田正孝)は、グールの臓器を移植されたことで、半分人間・半分グールという、…

【邦画/アニメ】『劇場版 生徒会役員共』--久々の、TVアニメと全く同じことをやっているだけの劇場版

47点 久しぶりに、やらかしたアニメ映画を観てしまった。単刀直入に言うと、TVアニメと全く同じことをやっているだけなのだ。最近のTVアニメの劇場版は、とりあえずスクリーンにかかるということはどういうことかは考えているからねえ。大きなTV画面…

【邦画】『狂覗』--「死」は最大の罰なのだろうか

70点 とある中学校の校長室にて、男性教諭が裸で縛られたうえ、瀕死の状態で発見される。女子生徒を盗撮したパンチラサイトの管理人をしていたため、生徒の誰かから制裁を加えられたらしい。学校の不祥事を隠すために警察へは通報せず、教師たちは体育の時…

【洋画】『ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~』--バカが出てこないのは、コメディ映画にとって大事なこと

68点 『世界の果てまでヒャッハー!』の監督コンビの片割れによる、頭からっぽで楽しめる痛快アクションコメディ。物語のほとんどは、時速160キロで暴走する車の中で進行する。『スピード』の乗用車バージョンみたいなヤツ、というわけでもなく、常に生死…

【邦画】『時時巡りエブリデイ』--K's cinemaでいつも感じる部外者のような感じ

56点 K's cinemaという映画館をご存じだろうか。新宿のゴチャゴチャしたあたりのビルの3階にあるミニシアターである。スクリーンは1つで84席とこじんまりしているが、ロビーは都内のミニシアターにしては広々としており、ゆったりとした空間にテーブルと…

【映画駄話】2017年7月後半公開の邦画、なんとなくチェック

はい、2017年7月後半の邦画、総チェックです。あ、総じゃないです。何本か意図的に抜いてます。 7月前半のときは15本を取り上げて、現在までに7本観ているので、大体半分くらいはチェックできているということですかね。 スポンサードリンク // ・観る 『劇…

最近観た邦画レビュー『逆光の頃』『クロス』『武曲 MUKOKU』

54点 仕方ないのかもしれないが、京都の風景が映画本編を食ってしまっているところが多数。鴨川も大文字焼きも、スクリーンに映しただけで強大な力となってしまう。膨大な時間を抱えこんだ京都の風景を、手玉に取って扱うのは並大抵ではいかないのだ。なの…

【邦画/アニメ】『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』--「種族を超えた恋愛」というよくある話。以上。

51点 『劇場版 艦これ』以来だろうか。原作どころかTVシリーズすら全く知らないアニメの劇場版を観に行ったのは。そんな状態で話の意味が解らなかったとしても、もちろんこちらに全面的な非があるのだが。いや、それにしたって深夜アニメの劇場版は「一…

【邦画】『アリーキャット』--丁寧な作りで盛り上げるバディものの傑作

71点 丁寧な作りである。拳銃の扱いひとつとっても、丁寧だ。今の日本を舞台にした場合、拳銃の存在を自然に出すのって容易ではない。本作ではひとつづつ丁寧に処理することで、主人公が拳銃を手に入れ、ぶっ放すところまで、違和感なくスムーズに作りこん…

【邦画】『銀魂』--ギャグと人情話がはっきり分かれた、意外な良作

62点 「意外と」で始めるのは、この映画を評するうえでもっとも陳腐ではある。「意外と」をつけるということは、観る前に作品を舐めていたということでもあり、制作者に失礼でもあるし。それでもあえて「意外と」をつけることにする。実写版映画『銀魂』、…

【邦画/アニメ】『メアリと魔女の花』--これからもアニメ映画を作るのなら、意識すべきは宮崎駿じゃないぞ

52点 困惑である。映画が始まってから終わるまでずっと、困惑しかしていなかった。冒頭のシーンから凄まじい。高い建物の外壁にある細い足場を伝う少女。大量に放たれるゲル状の未知の生物。黒いローブを着て箒にのって空を飛ぶ少女。観たことあるもののオ…

【洋画】『コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~』--ガールズ・アクションだったら、せめてちゃんと動こうとしてくれ

監督&脚本:ケヴィン・スミス配給:パルコ=ハピネット/公開:2017年7月1日/上映時間:88分出演:リリー=ローズ・デップ、ハーリー・クィン・スミス、ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジョニー・デップ スポンサードリンク // 45点コンビニのバックヤードでギ…

【邦画】『忍びの国』--『けものフレンズ』最終回を彷彿とさせるシーンでも興奮できない

53点 大勢の忍者が2手に分かれて争うシーンから、この映画は始まる。ところがこのシーン、妙にだらけている。最初は実戦を模した演習かと思ったが、よく見ていると矢が刺さって死んでいる人もいるので、本当の戦のようだ。緊張感のないまま半端なアクショ…

【邦画】2017年7月前半公開の、気になる邦画

2017年7月公開の日本映画で気になるものをピックアップしてみようと思ったんですが、数が多すぎたので前半の「7月1日~7月15日」公開の邦画の中から、なんとなく引っかかったものを並べてみました。 スポンサードリンク // ・観る 『忍びの国』(7/1 公開) 監…

【邦画】『ぼくらの亡命』--世捨て人のような存在をスーパーマンとして捉えてしまう、映画ファンの悪しき習性

監督&脚本:内田伸輝配給:マコトヤ/公開:2017年6月24日/上映時間:115分出演:須森隆文、櫻井亜衣、松永大輔、入江庸仁、志戸晴一、松本高士 スポンサードリンク // 59点主人公はホームレスの男。ヨレヨレの汚れたシャツ、薄くなった頭髪にボリュームのあるヒ…

【邦画】『22年目の告白 -私が殺人犯です-』--1995年の呪縛から解放されよう

監督:入江裕/脚本:平田研也、入江裕配給:ワーナー/公開:2017年6月10日/上映時間:117分出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、岩松了 スポンサードリンク // 63点藤原竜也が「はじめまして、私が殺人犯です」と仰々しく言い放つ、この映画の…

【洋画】『怪物はささやく』--圧倒的にリアルがファンタジーに勝っている。それこそがリアル。

監督:J・A・バヨナ/脚本:パトリック・ネス/原作:パトリック・ネス配給:ギャガ/公開:2017年6月9日/上映時間:107分出演:ルイス・マクドゥーガル、シガーニー・ウィーヴァー、フェリシティ・ジョーンズ、トビー・ケベル スポンサードリンク // 74点原作はイ…

【洋画】『残像』--ポーランドのことをほとんど知らなくても大体わかるようになっている

監督&脚本:アンジェイ・ワイダ配給:アルバトロス・フィルム/公開:2017年6月10日/上映時間:99分出演:ボグスワフ・リンダ、ゾフィア・ヴィフワチュ、クシシュトフ・ピチェンスキ スポンサードリンク // 71点ボクはアンジェイ・ワイダ監督の良き観客ではない…

【洋画】『セールスマン』--よく知らない異国での普遍性

監督&脚本:アスガー・ファルハディ配給:スターサンズ=ドマ/公開:2017年6月10日/上映時間:124分出演:シャハブ・ホセイニ、タラネ・アリドゥスティ、ババク・カリミ、ミナ・サダティ スポンサードリンク // 66点アスガー・ハルファディ監督は本作によって『…

【洋画/DVD】ロジャー・ムーア版の『007』シリーズを片っ端から観てみた

イギリスの名優、ロジャー・ムーアが死去したのは2017年5月23日。その訃報は偶然にもイギリスのライブ会場でのテロと同じ日に届いたため、まさかテロで亡くなったのかと一瞬だけ誤解した。ジェームズ・ボンドがテロで亡くなったら大問題だ。 とかなんとか適…

【邦画】『ろんぐ・ぐっどばい~探偵 古井栗之助~』--「普通に面白かった」という感想で済む邦画、最近は貴重なんです

監督:いまおかしんじ/脚本:川崎龍太、中岡太配給:ブロードウェイ/公開:2017年5月20日/上映時間:72分出演:森岡龍、蜷川みほ、手塚真生、仁科あい、水澤紳吾、諏訪太朗 スポンサードリンク // 68点悪意ゼロ、100%の誉め言葉として受け取ってほしいのだが、…

【洋画】『ザ・ダンサー』--努力型vs天才型の、理想的な形

監督:ステファニー・ディ・ジュースト/脚本:ステファニー・ディ・ジュースト、サラ・チボー/原作:ジョヴァンニ・リスタ配給:コムストック・グループ/公開:2017年6月3日/上映時間:108分出演:ソーコ、ギャスパー・ウリエル、メラニー・ティエリー、リリー=ロ…

【邦画】『美しい星』--なんだかユーロスペースにいるような錯覚に陥った

監督:吉田大八/脚本:吉田大八、甲斐聖太郎/原作:三島由紀夫配給:ギャガ/公開:2017年5月26日/上映時間:113分出演:リリー・フランキー、亀梨和也、高橋愛、中嶋朋子、佐々木蔵之介 スポンサードリンク // 58点ここ最近、ブログの更新が途絶えていたのは、仕…

【邦画/アニメ】『夜明け告げるルーのうた』--昨今のアニメ映画が追求する「観たことのないモノ」

監督:湯浅政明/脚本:吉田玲子、湯浅政明アニメ制作:サイエンスSARU/配給:東宝映像事業部/公開:2017年5月19日/上映時間:113分出演:谷花音、下田翔大、篠原信一、柄本明、斉藤壮馬、寿美菜子 スポンサードリンク // 70点あえて誤解を招く言い方をすれば、圧…

【邦画】『暗黒女子』--清水富美加と「ごきげんよう映画」の親和性

監督:耶雲哉治/脚本:岡田麿里/原作:秋吉理香子配給:東映=ショウゲート/公開:2017年3月4日/上映時間:118分出演:清水富美加、飯豊まりえ、清野菜名、玉城ティナ、小島梨里杏、平祐奈 スポンサードリンク // 56点ミッション系の女子高を舞台にした映画は、も…

【邦画】『ハルチカ』--橋本環奈を信仰の対象とする宗教映画

監督:市井昌秀/脚本:市井昌秀、山浦雅大/原作:初野晴配給:KADOKAWA/公開:2017年3月4日/上映時間:118分出演:橋本環奈、佐藤勝利、恒松祐里、小出恵介、志賀廣太郎 スポンサードリンク // 53点これは宗教映画である。橋本環奈という教祖がいて、周囲の信徒た…

【邦画】2017年2月に観た邦画レビュー--『破門』『虐殺器官』『相棒 IV』

最近観た邦画の短文レビューです。なお、『サバイバルファミリー』は今週末にもう一度観てから、ちゃんと文章を書きたいと思っています。 スポンサードリンク // 『破門 ふたりのヤクビョーガミ』監督:小林聖太郎/脚本:真辺克彦、小嶋健作、小林聖太郎/原作:…

【邦画】『愚行録』--なぜ回想シーンに、語り手の知らないことまで出てくるのか

監督:石川慶/脚本:向井康介/原作:貫井徳郎配給:ワーナー=オフィス北野/公開:2017年2月18日/上映時間:120分出演:妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、松本若菜、臼田あさ美 スポンサードリンク // 48点単刀直入に言って、失敗している映画であった。例えば、…

【邦画/アニメ】『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』--4000人の死者に囚われたまま、これからも見続けよう

監督:伊藤智彦/脚本:伊藤智彦、川原礫/アニメーション制作:A-1 Pictures配給:アニプレックス/公開:2017年2月18日/上映時間:119分出演:松岡禎丞、戸松遥、神田沙也加、井上芳雄、鹿賀丈史 スポンサードリンク // 60点まずはボクが『ソードアート・オンライ…

【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】Vol.07 秋田編(後編)--「ルミエール秋田」の椅子は心地よかった

なぜ秋田駅周辺には、そこかしこに座るところがあるのだろうか スポンサードリンク // 前編はこちら yagan.hatenablog.com 秋田駅の周辺には、座るところが多い。ベンチだったり、スツールだったり、テーブルと椅子だったりと、屋内、屋外を問わず、やたら目…

【47都道府県すべての映画館で映画を観る企画】Vol.07 秋田編(前編)--「秋田フォーラス・シネマパレ」でサイコロを振る

コメントは控えます。 ----- スポンサードリンク // 2月11日土曜日の朝、眠りから覚めて起き上がると、今まで経験したことのないほどの体調の悪さに襲われた。頭がクラクラして、まっすぐ歩けないほどだ。普通なら自宅で寝込むところだが、ここで一人暮らし…

【洋画】2017年1月に観た洋画レビュー『アイヒマンを追え!』『ドクター・ストレンジ』

昨日に引き続き、2017年1月に映画館で観たのだけれどブログにUPするタイミングを逃した映画レビュー、今回は洋画2本です。 スポンサードリンク // 『アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男』監督:ラース・クラウメ/脚本ラース・クラウメ、オリヴィエ…

【邦画】2017年1月に観た邦画レビュー--『牝猫たち』『アンチポルノ』『変魚路』

2017年1月に映画館で観たのだけれど、タイミングを逃したり、長文の感想とか書けそうになくてブログにUPするのを見送った邦画3作のレビューを、一気にやります。 スポンサードリンク // 『牝猫たち』監督&脚本:白石和彌配給:日活/公開:2017年1月14日/上映時…

【洋画】『沈黙 -サイレンス-』--宗教との距離感なんて適当でいいと思う

監督:マーティン・スコセッシ/脚本:ジェイ・コックス、マーティン・スコセッシ/原作:遠藤周作配給:KADOKAWA/公開:2017年1月21日/上映時間:162分出演:アンドリュー・ガーフィールド、アダム・ドライヴァー、浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形 スポンサードリ…

【邦画】『島々清しゃ』--少女は耳を見せるだけで「顔つき」が変わる

監督:新藤風/脚本:磯田健一郎配給:東京テアトル/公開:2017年1月21日/上映時間:100分出演:伊東蒼、安藤サクラ、金城実、山田真歩、渋川清彦 スポンサードリンク // 66点フルートを吹くのは難しいと、聞いたことがある。肺活量なのかテクニックなのかわから…

【邦画】『本能寺ホテル』--タイムスリップにリアリティを持たせたために失ったもの

監督:鈴木雅之/脚本:相沢友子配給:東宝/公開:2017年1月14日/上映時間:120分出演:綾瀬はるか、堤真一、濱田岳、平山浩行、風間杜夫 スポンサードリンク // 57点映画『本能寺ホテル』は、現代の人間が意志とは無関係にタイムスリップして歴史的な事件の場に…

【邦画/アニメ】『傷物語 III 冷血編』--映画でしかできないこと、アニメでしかできないこと

総監督:新房昭之/監督:尾石達也/原作:西尾維新配給:東宝映像事業部/公開:2017年1月6日/上映時間:83分出演:神谷浩史、坂本真綾、堀江由衣、櫻井孝宏 スポンサードリンク // 72点映画の価値とは何であるか。いきなり大層な問いを持ち出してしまったが、とり…

【掲載情報】『キネマ旬報』1月上旬号「読者の映画評」に掲載されました

1月5日発売『キネマ旬報』1月上旬号の「読者の映画評」に、僕の書いた『溺れるナイフ』評が掲載されています。 キネマ旬報 2017年1月下旬号 No.1737 出版社/メーカー: キネマ旬報社 発売日: 2017/01/05 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 以前に書…

【邦画/ドキュ】『人生フルーツ』--どんな人だってカメラが密着すればそれなりのものは撮れるというだけ

監督:伏原健之配給:東海テレビ放送/公開:2017年1月2日/上映時間:91分出演:津端修一、津端英子/ナレーション:樹木希林 スポンサードリンク // 55点その年の一番最初に公開される映画を初日に観に行くのも、毎年恒例になってきている。といっても3年連続で…

【邦画/アニメ】『君の名は。』--「できないことは、最初からやらない」という潔さ

本作をSFとして捉えるならば、細部に注目せざるを得ない。ところが本作、細部を詰めているとはとても思えない。まず、入れ替わった2人は時間がズレているとは気づいていないのだが、元の自分の世界とは日付はあっているのに曜日が違うことは気にも止めな…