映画
これまで何百回も見た学園ラブコメのテンプレートで形作られたような冒頭で始まるが、意外と面白かった。理由のひとつは近江(演:宮世琉弥)のキャラクター造形で、陰ではプレゼントされたクッキーを蔑ろにするような、ストレートに性格が悪いやつなのであ…
先に言うと、いつも通りの低予算邦画のクオリティなのだが、なぜか妙に惹かれてしまった。その理由のほぼ全ては、主演の加藤小夏にある。
愛したホストを刺して殺人未遂の罪となった沙苗(演:橋本愛)。その6年後、刑期を終えた沙苗は、知人の代理でお見合いにやってきた健太(演:仲野太賀)と結婚する。白樺湖のほとりのペンションだった建物で一緒に暮らし始める2人。
阿佐ヶ谷の自宅が道路拡張計画により立ち退きされる予定だと知って驚いたペヤンヌ監督。調べてみると、どうも田中良区長(当時)が杉並区のあちこちに大きい道路を作ろうと強行しており、阿佐ヶ谷だけでなく西荻窪や高円寺でも反対運動が行われている。
スパイのロイド(声:江口達哉)と、暗殺家業のヨル(声:早見沙織)は、身分を隠すために表向きは偽りの夫婦を演じている。家族を偽装するために孤児院から女の子・アーニャ(声:種崎敦美)を引き取り、2人の子供として育てている。
埼玉解放戦線のトップ・麻実麗(演:GACKT)は、横のつながりのない埼玉の5つの路線をつなげるべく武蔵野線を構想し、発展のために越谷に海を作る計画を持ち出す。
フォトグラファーの萱島(演:竹野内豊)の元に、親が離婚して以来絶縁状態だった父(演:大西信満)が亡くなったとの連絡が入る。後処理のため、子供の時に母親ともに出ていって以来の、かつての自宅を訪れる萱島。
岐阜県柳ヶ瀬のナンバーワンホステス・美桜(演:剛力彩芽)は、その日も常連客の弁護士・望月(演:今野浩喜)に言い寄られていた。望月はスポーツカーを購入したらしく美桜をドライブに誘うも、美桜からは低燃費でABS搭載の庶民的な車が好みだと言われる。
昭和63年の銀座。時と場所だけで禍々しさを感じるわけだが、ジャズピアニスト志望の博(演:池松壮亮)は、その日も安いキャバレーで酔っ払いを相手にピアノを演奏していた。そこにふらりと現れたチンピラ風の”あいつ”(という役名、演:森田剛)から、『ゴ…
最近観た邦画3作のレビューです
大企業に勤める伊原直人(演:重岡大毅)は、妻の美雪(演:ファーストサマー・ウイカ)と息子の春翔(演:正垣湊都)との3人家族で、庭付きの一軒家で幸せに暮らしている。しかしある日、妻と息子が交通事故に遭い、春翔は心肺停止から奇跡の復活を遂げるも…
白岩瑠姫が演じる深川青磁は、学校はサボり気味だが絵画の才能に長けていて、学内では教師を含めて全員から一目置かれている。校舎の屋上を根城にして、いつも1人で油絵を描いているようだ
最近観た邦画3作のレビューです
高校1年生の門松勝太(演:岸優太)は、女子校に囲まれており生徒はモテモテと話題の男子高校に転校する。しかし勝太が入ったのは、窓ガラスは割れて壁はスプレーで落書きだらけの荒れ果てた別館に教室がある、問題児の溜まり場のG組だった。
映画館に入場して驚いたのだが、50名程度いる観客の半数以上が中年男性の1人客であった。公開初日の新宿ピカデリーの昼の回である。夏休み真っ盛りだというのに、子供は数人しかおらず、これは一体どうしたことか。
まず異例なのが、実質的な主演が「GENERATIONS」の誰でもなくマキタスポーツなのである。映画の冒頭、「GENERATIONS」メンバーの小森隼が、ラジオ局の倉庫で35年前に送付されていた怪しげなカセットテープを手にする。
映画『炎上する君』は、今は亡き高円寺のガード下から始まる。エスニック風の衣装に身を包んだ2人の女性が一心不乱に踊りまくり、周囲に群がる人たちが熱狂している。女性が脇毛を大胆に見せた時に、その盛り上がりは最高潮に達する。
最近観た邦画3作のレビューです
日本を舞台にしたロードムービーは難しい。その理由は端的に、細長い島国であることと、人が住んでいる場所に関しては道路交通網が津々浦々まで整備していることにある。
高校生の沖芝樹(演:青木柚)は、文化祭の打ち合わせのために夏休みの教室を訪れる。予定より早く着いたために机に突っ伏して寝ていると、同じく文化祭実行委員の加藤恵那(演:坂ノ上茜)に起こされる。この時、午後1時。
最近観た邦画3作のレビューです
なぜ、広告出身の監督による映画は、どれも似通っているのか? いや、この前提が乱暴であることは自覚している。それでも、事前情報ゼロで観た映画に対して「あ、この監督は広告出身だな」と感じた時、それはほぼ100%の確率で正解なのだ。
最近観た邦画3作のレビューです
個人的に今注目している役者のひとりが、桜田ひよりである。ファッションモデル出身で、丸顔の可愛らしい顔立ちの人であり、主人公の同級生みたいなポジションで学園モノに多く出演しているのだが、なぜかぶっ飛んだ役柄ばかり演じているのだ。
最近観た邦画3作のレビューです
青木隼人(演:阿久津仁愛)と太田亜美(演:下尾みう)は、絶賛ラブラブ中の高校生カップルで、その日も立川でデートを楽しんでいた。しかし翌週の花火デートの予定を忘れていた隼人に対して亜美は呆れ返り、それまでのラブラブぶりは何だったというほど急…
最近観た邦画3作のレビューです
ボクが勝手に“敵”と認定している飯島健が監督・脚本を務めた最新作である。飯島健は映画監督としてはすでに中堅で作品も複数あるが、傍目からは「井上和香と結婚」を超える実績は見出せない。
弁当屋で働く24歳の加賀谷楓(演:久間田琳加)は、4歳の時から家が隣同士の幼馴染・青山春(演:井上瑞稀)に、ずっと片思いしている。
河村光庸の純粋すぎる反体制バリバリの思想性は、スターサンズの関わってきた映画の内容にも影響を及ぼしているとされており、「スターサンズっぽい映画」という言い回しが成立するほどだ。