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【映画駄話】2018年11月に買った映画パンフレット紹介

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なんとなく、個人的な記録として残しておいたほうがいいかなあと思って、2018年11月に購入した映画パンフレットについて簡単に紹介してみました。ほら、映画パンフって、ちゃんと語られることが少ないからさ。ちなみに写真はブレとか反射とか気にせずに超適当に撮っています。

 

※ ページ数は表紙・裏表紙を除いています。
※ 価格は消費税込み(購入時)です。価格が表記されていないものが混じっているのは、レシートがどっかいったからです。

 

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『ビブリア古書堂の事件手帖』
サイズ:B5/ページ数:36ページ
寄稿:皆川ちか(ライター)

縦書きの構成、少しざらつきのある表紙の紙質、茶系で統一しているデザインなど、古書をテーマとした本作に合わせた装丁となっている。劇中に登場する本の紹介や、古本屋の仕事についてのQ&Aコーナーなど、作品内の要素についての知識を補完させてくれる。キャストやスタッフに「"出会い"の一冊」としてお気に入りの本を挙げてもらっているのは純粋に興味深い。撮影の人が『頭の体操』を挙げているのがちょっと面白かった。難点としては、ページによってはフォントが小さすぎて、観客の主な年齢層からすると読みづらい可能性があるところか。

 

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『銃』
サイズ:A5/ページ数:32ページ/価格:750円
寄稿:野崎歓(映画評論家)

モノクロームの本作と対をなすかのように原色を多用したデザインになっているが、赤・青をべったりとページ全体に使用することで、本作と通じる重々しさは再現されている。キャスト紹介でカラー写真を使っているので「劇中には出てこない場面」となっており、ある意味では貴重。短文ではあるが、劇中に登場した銃の紹介もある。

 

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『アウト&アウト』
サイズ:A4/ページ数:24ページ/価格:720円
寄稿:山根貞男(映画評論家)、添野知生(映画評論家)

掲載された写真が大きく数も豊富で、しかも役者の顔がハッキリと解るものが揃っていて、これだけでも満足。ガンエフェクトの納富喜久男へのインタビューという形で、劇中に登場する銃の紹介が、『銃』のパンフより詳細に語られている。ただこれ、キャスト紹介が7人だけと少なすぎる。重要な脇役ですら触れられていないのは、ちょっと酷いレベル。

 

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『ギャングース』
サイズ:A4/ページ数:28ページ/価格:720円
寄稿:斎藤綾子(作家)、くれい響(映画評論家)

割と標準的な内容だが、キャスト紹介ではメイン3人のロングインタビューだけでなく脇役6人についても長めのコメントを載せているのは嬉しい。劇中でオレオレ詐欺組織の番頭が部下に説教するセリフをそのまま掲載されているが、これは本作を観た人なら欲するであろう情報のはず(周囲には、詐欺関係の専門用語の簡単な解説もある)。そのセリフと見開きで隣に配置されている、自身の経験を織り交ぜて現代日本の階層社会を端的に表した斎藤綾子の寄稿は良かった。

 

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『ハード・コア』
サイズ:B5/ページ数:24ページ/価格:800円
寄稿:松江哲明(ドキュメンタリー監督)

良くも悪くも、ありがちな映画パンフレットで、オリジナリティを見つけるのが難しい。この映画のぶっ飛んだ内容からすると、物足りなさは否めない。松江哲明の寄稿はパッション溢れる独特の文章で面白いが。

 

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『生きてるだけで、愛』
サイズ:A5/ページ数:56ページ
寄稿:最果タヒ(詩人・小説家)、中俣暁生(文芸評論家)

ボリューム満点の56ページ。寄稿は文芸関係の人たちだし、原作者の本谷有希子の文章もあるので、全体的に純文学寄りの文芸書のような感じ。最初と最後に載っている写真も、それだけでひとつの作品のようなレベルの高いモノが並んでいる。

 

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『続・終物語』
サイズ:B4/ページ数:8ページ/価格:900円

パンフレットというよりはアニメグッズとして捉えるべきなのだろう。そうでなければ、この薄さで900円は割に合わない。装丁は凝っているが、指紋や傷が簡単につきやすい表紙では、慎重に扱わざるを得ない。グッズとしても、もうちょっと劇中の画を増やしてほしいところ。シリーズを通して本作でしか見られない姿のキャラクターもたくさんいるのだから。

 

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『GODZILLA 星を喰う者』
サイズ:A4/ページ数:44ページ/価格:1000円

こちらもアニメグッズというか、もはや公式資料集といった趣。キャラクター紹介や基本設定解説はもとより、CGやエフェクトの仕事も丁寧に解説されている。主に作画における技術面の比重が大きいのだが、やはり創り手のアピールポイントはそっち方面なのか。作品の関係者以外が一切登場しないという内輪ノリは、ファンのみを対象にしたアニメ映画のパンフレットらしい。

 

 

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