なぜ秋田駅周辺には、そこかしこに座るところがあるのだろうか
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前編はこちら
秋田駅の周辺には、座るところが多い。ベンチだったり、スツールだったり、テーブルと椅子だったりと、屋内、屋外を問わず、やたら目に付く。そして、その多くに誰かしらが座っている。何らかの勉強をしていることが多い。なんでだろう。
さて、最悪の体調の中、秋田の「シネマパレ」で映画2本を鑑賞したのが前編。このまま新幹線に飛び乗ればギリギリ東京まで帰って来れる時間だが、頭のクラクラは収まっておらず、今からの長期移動はマジで命の危険を感じる。ここはおとなしく秋田に一泊しようと決め、「ルミエール秋田」でもう1本観ることにした。映画を観ている時だけは体調が元に戻るのだ。そういう体になっちゃったらしい。
秋田駅から直結している「秋田拠点センターアルヴェ」という複合施設の中に「ルミエール秋田」という映画館はある。この「アルヴェ」という施設、駅直結ということもあり公的なコミュニティセンターっぽく、だだっ広いロビーがあったり多目的ホールや福祉施設があったりする。でも、入っているテナントがラーメン屋に居酒屋にネットカフェと、なんかコミュセンらしくない。ちなみに8階から13階は東横インだ。
この場所、「ルミエール秋田」の前には水野晴郎プロデュースの映画館があったが契約問題で撤退したり、その後もいろいろあったらしい。Wikipediaに書いてあった。「ルミエール秋田」が入ったのは2007年から。南部興行という岩手県の会社が営業していて「ルミエール」という名前は淀川長治がつけたらしい。これもWikipediaより。ちょっと沿革を検索しただけで、映画評論家界のビッグネームが2人も登場した。
駅からすでに道順をアピール
床に緑色の大きな矢印は、今は亡き「フォルツァ総曲輪」を思い出させる
これでもかというくらい矢印だらけ
到着
駅から続く矢印に沿って進むと、「ルミエール秋田」の入口は現れる。ちなみにロビーへの入口は2方向ある。
入口からロビーを望む
フードコーナーでは今川焼きが売っていた
ロビーでは、年配の客が「やあ、どうも」「何を観るんですか」みたいな感じで挨拶していた。寄り合い所として機能しているらしい。ボクが行ったときのたまたまかもしれないが。スクリーンは5つで、最新の話題作を公開している。まあ、シネコンと称していいレベルだ。一般料金は1700円と、ちょっとお得。そしてまさかの全席自由席。時代の流れには逆らえないとは自覚しつつも、あくまで自由席派のボクには嬉しかった。
もぎりのあと、スクリーンまでの道のり
ちなみに椅子の座り心地はめちゃくちゃ快適
全体的に、敷地の使い方が贅沢な作りだなあと感じた。他に客は10人もいなかったが、観たのが『破門 ふたりのヤクビョーガミ』だったからかもしれない。いや、個人的にはけっこう楽しめた作品だったが。
鑑賞後は施設内にある居酒屋で生姜焼き定食を食べ、映画館の隣にあるネットカフェ「コミックバスター」で1泊する。さっきも触れたけど、こういう公的な施設の中に居酒屋やネットカフェがあるの、けっこう珍しい。ちょっとした不思議空間だと思うな、ここ。
考えれば考えるほどよくわからないキャラクター
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